昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ミラノで最後の晩餐を満喫です!

いよいよミラノを去る日が来た。
七泊八日も滞在していたので、この町にすっかり馴染んだ。
毎朝のウォーキングで、ホテル近所の公園を一周してきた。
曲がりくねった石畳の道路は歩きにくいし、車も運転しにくいだろう。
イタリア人の労働意欲には、大いに疑問がある。
しかし、気候に恵まれ、街中には旨い食べ物が溢れている。
何よりも、偉大だった祖先が残した数々の歴史的建物や文化財は、怠け者のイタリア人たちにとって、食い扶持を稼ぐ貴重な財産だ。
このイタリアの文化財を見る為に、世界中から旅行客が押しかけてくる。
イタリア人には、鴨が葱を背負って訪ねてくるように見えているに違いない。、

ミラノで一番感心したことは、町中どこにも犬の糞が落ちていないことだ。
犬が少ないわけではない。
むしろ、犬好きの人が多いはずだ。
たまたまホテルを出たところで、柴犬を見かけた。
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こんなミラノに柴犬なんてと、思わず「柴犬!」と日本語が出た。
すると、ご主人夫婦が、さも自慢気に「Yes.」と笑顔を返す。
「Can I take a photo?」と聞くと、「Sure.」と答えて、何か掛け声をかけた。
とたんにこの柴犬、見事にポーズを決める。
「He's cute.」に対して、「Thank you.」と、わが子を褒められたように喜んでいた。
早朝散歩している中には、犬連れの人はかなりの数いる。
リードを放して、愛犬を自由に走り回らせている人も多い。
しかし、どこを見渡しても、犬の糞はない。

ミラノ最後の観光の場所を、ホテルすぐ横のスフォルツァ城を選んだ。
灯台下暗し。
毎日周囲を歩いていたのに、、朝が早かったので、中を見るチャンスがなかった。
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最後の日に、改めて訪れてみると、、日曜日だった所為か、家族連れや観光客が押しかけていた。
展示物も、大したことないと高を括っていたが、実際は楽器から始まり、彫刻や家具、、絵画まで、これこそイタリアの貴重な歴史遺産が溢れている。

最後の晩餐は、やはりイタリアスパゲッティ。
僕はいつもの通り、ボンゴレだが、最後だから贅沢をと、サラダに、カラスミスパゲッティまで注文し、イタ飯を満喫した。
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いよいよ明日は、イタリアを離れてドイツへ向かう。
イタリアへは、もう二度と来ることはないかもしれない。
呆れることもあったが、楽しいほうが多かった。