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ミュンヘンファイナルコンサート

海外への旅では、いよいよ日本に帰る前日の遠出は禁物。
日本では時間通りに列車が運行するのは当たり前だが、海外は遅延は当たり前だし、最悪は突然キャンセルになったりもする。
交通手段は、全く信用が置けない。
ドイツはまだマシの方だろうが、それでも用心するに越したことは無い。
そんな訳で、最後の観光は、一切の交通手段を使わず、全て徒歩と決め、ホテルからすぐの距離の王宮へ。

ミュンヘンに来て、先のニンフェンブルグ宮殿のスケールに驚いたが、王宮もそれに勝るとも劣らない。
正直に言うと、ミュンヘンなんて、ビールでちょっと有名な田舎町程度の認識しかなかった。
しかし、この町の歴史的遺産を見れば、その価値はローマ、ロンドン、パリ、ニューヨーク、そしてわが日本の東京に匹敵する、世界遺産レベルだと分かる。
今回の王宮は、宝物館、王室居住地、クビリエ劇場の三箇所コンビネーションチケットを購入。
これもまた、例のウェルカムチケットのお陰で、一人当たり1.5ユーロ安くなる。

9時半に到着し、先ず王宮宝物殿から見る。
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英語版ボイスガイドが、極めて丁寧に宝物の背景を説明してくれる。
それは良いが、あまりの数の多さに、一々聞いていてはとても回り切れるものではない。
最初は熱心に聴いていたが、その内に中央付近の宝物だけにフォーカス、他のほとんどをパスする作戦に変えた。
それでも2時間近くはかかる。
続いては、王様たちの居住地。
ここにも、伊万里やマイセン、柿右衛門様式の磁器がゴマンと並んでいた。
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ここは三分の一ほど改装中だが、それでも2時間。
最後のクビリエ劇場は、午後2時からのオープンなので、取りあえずは一旦ホテルに戻り小休止。
ホテルが近いのが、ありがたい。
英気を養って、州立劇場の原型になったクビリエ劇場へ。
ここは貴族たちがオペラを楽しんだ場所で、まさに世界中のオペラハウスの先駆けとなった建物。
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続いて、テアティーナ教会へ。
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ちょうど結婚式の最中だったので、邪魔にならないよう、遠くから眺める。
新郎が赤ちゃんを抱いていたので、出来ちゃった結婚。
神様は、おおらかに見ているのだろうか。
午後4時頃なのに、界隈のレストランはどこもかしこも、客が道路にはみ出した満員状態。
昼の日中から、ドイツ人はビール、ワインを飲みながら談笑している。
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ついでに、マッグス・ヨゼフ広場の青空市を見る。
肉、魚、野菜、果物、何でも売っている。
ハーブ類が珍しく、買いたい衝動に駆られたが、日本に持ち込めないのでギブアップ。
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夕食は、昨日と同じ店で、同じスパゲッティ。
ミュンヘンに来て五回目の夕食だが、三回はタイ料理、二回がイタ飯で、不味いと言われるドイツ料理は一度もトライしなかった。

20時から、ミュンヘン市民のための無料オペラコンサートが開催されると聞いて、出かけた。
リヒャルト・シュトラウス生誕150年を記念して、演目は彼の作品だが、演奏するのはバイエルン州立オーケストラはバイエルン交響楽団プリマドンナディアナ・ダムラウと言えば世界的な超有名歌手。
後援はBMWで、聴衆はおそらくは1万人を超えている。
タダなので、キッチリ1時間で終了。
アンコールもなしだが、こんな素晴らしいコンサートを最後の最後に聴けるとは、実にラッキーだった。
さすがにミュンヘン、歴史と文化の都市だ。、
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これにて、ミュンヘン観光は終了、明日のJALで三週間ぶりの日本へ。