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ニンフェンブルグ宮殿観光


実はミュンヘン観光の目玉の一つは、近郊のノイシュバンシュタイン城巡りだった。
ここはミュンヘン到着後、天気のいい日を見繕って行こうと思っていたが、何と大人気スポットで、一週間前でも予約が出来ない。
全く楽観的に考えていたが、今回は到底無理。
次回以降の楽しみに持ち越されたので、一日余裕が出来た。
それでは、市内のあそこに行って、ここにも行ってと、盛り沢山の計画を立てていたが、実は一箇所だけでも見所が満載で、時間がかかってしまう。
その分、疲れも激しいので、一日一箇所訪問でちょうど良い。
幸いにして、勝手気ままなスケジュールが可能なので、今日はニンフェンブルグ宮殿に出かける。
交通手段は、地下鉄と、初めて経験するトラム。
ホテルから、30分もかからない。

ところがどうも、ミュンヘン市を舐めていたようだ。
昨日のFCバイエルンの本拠地、アリアンツ・アレーナのバカでかさに驚いたが、今回のニンフェンブルグ宮殿も、その広さにも参ってしまった。
本館の宮殿では、先だってのウェルカムチケットの効果で、入場料が一人2ユーロ安くなる。
コンビネーションチケットは、全部で6箇所を訪問できる。

その最初の宮殿は、広大な広間に驚いた。
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次の馬車博物館は、入った瞬間から豪華絢爛たる行幸用の馬車車列に目を奪われる。
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あらゆる馬具や馬の肖像画が展示されているが、別棟の2階(ドイツ流では1階)には、膨大な数の見事な陶磁器が、これでもかとばかりに並んでいる。
見事な鷲の磁器があったが、顔の表情はまるで生きているかのようだ。、
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陶磁器が好きな僕は、ここを見ただけでも来た甲斐があった。
宮殿から馬車博物館までも、ソコソコの距離を歩くが、続いて、いよいよ庭園の中の建物を見て回ることになる。

先ずは、狩猟小屋のアマリエンブルグ。
ここは狩猟小屋で、ヨーロッパロココ建築の傑作らしいが、大広間が素晴らしい。
贅沢な小屋があったものだ。
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続いて流れとしてはバーデンブルグが最も無駄が無いのだが、こんな公園で道を間違えてしまい、延々と歩いてパゴデンブルグへ行ってしまった。
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ここで係員に、改めてバーデンブルグへの道を聞くと、極めて親切に教えてくれたが、橋を二つ超え、池を回って徒歩15分掛かるらしい。
延々と森の中を歩いているうちに、果たして道が正しいのか不安になってくる。
一方、バーデンブルグからパゴデンブルグを目指して歩いてくる人も、同じように不安になるようで、こっちに道を聞いてくる。
この二つの小屋は、それほど離れていた。
苦労の挙句に辿り着いたバーデンブルグは、中は一見して東洋風の建物で、壁紙は中国からの輸入だろう。
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地下に温泉つきの浴場があった。
最後にマグダレーナの庵を訪問。
最も宗教色が強い建物で、一面に珊瑚と貝を加工した壁が張り巡らされている。
礼拝用の教会もあり、壁に飾られている絵画も、キリストへの帰依を示すものが多い。
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20ヘクタールもある庭園の道路は、全て土。
前夜の雨で水溜りが多いが、鬱蒼とした森林の中を歩き回ると、森林浴そのもので、気持ちが穏やかになる。
3時間ほど掛かったが、取りあえずは予定箇所を全部見て回った。

疲れたので、カフェで休息。
ここで、頭の悪そうなレジが料金を間違えたのに気がつかず、3ユーロ損をしてしまった。
外国人は計算が苦手なので、海外では、絶対にレジ担当者を信用してはいけない。
ホテルに戻った後は、近所のイタ飯屋に。
ここのスパゲッティは、本場イタリアよりも美味かった。
しかも安い!
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