昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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SMAPさん、肩透かしは残念です!

「何だよォ、もう終わりかヨォ!」が、率直な感想だ。
 
何せSMAPに対しては、知識も愛着もない。
今回の騒動については、芸能界を仕切っているジャニーズ事務所の内乱なので、
・反乱軍の四人組が、ケツをまくってジャニーズ事務所と決別する。
・一人事務所側に残った、キム・タクとの遺恨合戦開始。
ジャイアント企業のジャニーズ事務所に対して、飯島三智マネージャーを信じて反旗を翻した四人組が健気に戦いを挑む光景は見ものだ。
SMAPファン連中は、こんな事態に果たしてどちらを応援するのだろうか?
喧嘩が大きければ大きいほど面白いと、野次馬根性丸出しで冷やかし気分だった。
 
対岸の火事が燃え盛るのを期待していただけに、反乱軍が枕を並べて討ち死にしたのには、正直ガッカリだ。
しかし冷静に振り返れば、端から反乱軍には勝ち目がない争いだった。
反乱軍の唯一の旗頭は、SMAPブランドだけ。
しかし独立した場合は、自分たちのアイデンティティそのもののSMAPブランドが使えない。
しかも一番人気メンバーのキム・タクは、反乱軍を裏切っている。
こんな状況で、仮に彼らが独立しても、仕事は激減し、いずれは野垂れ死にするのが運命だったはずだ。
 
アイドルグループSMAPと言っても、40歳を過ぎた中年メンバーだ。
40歳とは、一昔前なら「初老」のことだ。
寿命が延びた現代でも、もはや立派な中年オトコの集合体だ。
実際にテレビを通じて見ても、SMAPメンバーの容色と体の切れの衰えは顕著だ。
ジャニーズ事務所では、続々と新参アイドルグループが生まれ、人気者になっている。
果たしてSMAPは、今の路線でいつまで持ち堪えることが出来るのかと不安感も出てくるだろう。
 
そんな時に、自分たちの最大の後ろ盾だった敏腕マネージャーが退社する事態を迎えた。
ジャニーズ事務所では外様扱いだった自分たちを、日本一の人気者に育ててくれた恩人マネージャーが事務所を追われた時点で、実はグループとしてのSMAPは活躍の場が大幅に縮小する運命だった。
今後のジャニーズ事務所では、マネージャーと反りが合わなかった社長の娘、藤島ジュリー景子副社長が、次の社長を約束されている。
その実力者副社長はSMAPを目の敵にしてきたので、当然ながら自分の子飼いだった嵐を中心にした会社運営になってしまう。
だからこそ、SMAPは独立を志向したのだが大失敗、反乱軍が全面降伏して終戦した。
 
しかし思いのほか大ニュースになった結果、ジャニーズ事務所も、企業論理だけで反乱軍に制裁を加えることが出来なくなってしまった。
今回の大騒動で、SMAPの商品価値は下落したが、その反面世間の注目を集めた。
事務所としては、結果的に反乱軍四人組の謝罪を受け入れ、SMAPが存続することを許さざるを得なくなったのが昨日前の経緯のようだ。
 
ジャニーズ事務所は、一旦はSMAPの復帰を許しても、今までのような活躍の舞台を用意することはない。
アイドルとしては踊りも歌も中途半端なSMAPだけに、今後も第一線で活躍できるかは事務所方針次第だ。
暫くは冷や飯食いの時期が続くだろうし、否応なくキム・タク中心の活動になってしまう。
今までは一応リーダー扱いだった中居は、一兵卒として出直さないといけない。
マネージャーのお陰で、事務所内で特別扱いだった特権も剥奪される。
 
SMAPとしては、今までのような活躍は無理だし、キム・タク以外のメンバーはドンドン露出が減っていく。
そうなった時、SMAPを応援していると称していたファンの何人が残っているのだろうか。
歴史に学べば、敗戦後に恭順の意を示した反乱軍なんて、決して昔の栄光を取り戻すことはない。
雑巾がけからの再出発しか許されない反乱四人組は気の毒だが、これもまた、身から出た錆。
先を見る目がないと、自らを窮地に追い込んでしまうのは、芸能界も会社生活も一緒だ。
 
それにしても、大山鳴動して鼠一匹も出てこなかった今回のSMAP騒動は、期待外れの見世物だった。