昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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日本アカデミーなんてネェ

まもなく、日本アカデミー賞の授賞式がある。

映画関係者には重大イベントらしいが、僕は興味もなく見たことがない。

本家のアカデミー賞では、最優秀作品賞の発表で、前代未聞のドタバタ劇が起きた。

まもなく開催される日本アカデミー賞でも、同じことが起きれば面白いが、そうでなければ見る気にもならない。

 

そもそも、日本アカデミーなんて、名前からしてつまらない。

何で、日本映画大賞とか、日本の誇りを感じさせる名前にしなかったのだろう。

これでは、アメリカ・アカデミー賞の二番煎じでしかないことを白状しているようなものでしかなく、且つ将来に亘って、本家を上回ることはありえない。

主催者は勿体ぶって受賞者を発表するようだが、このやり方もまた全部、本家の真似事。

そんな日本アカデミーなんで賞を貰って、俳優たちは嬉しいのだろうか?

 

他にも、「日本アルプス」や「東洋のヴェニス」がある。

プロスポーツ界にも、芸術家にも「第二の××」もたくさんいる。

例えば野球界で「第二のイチロー」、相撲界で「双葉山二世」、ボクシングで「日本のカシアス・クレイ」等々。

この手の話は、枚挙に暇がないほどだ。

スポーツの場合は、努力次第で先輩の記録を更新できるので、いつまでも後塵を拝するわけではないが、イベントや地域名で傍系を名乗ると、本家を超えるチャンスはない。

 

そう言えば、僕の住む町は一応〇〇県△△市と名乗っては言うが、人口は少なく、また大規模な工場もない。

それでも昔からの宿場町で、明治以降は多くの文士が住んでいたりしたので、文化の香りがする名所旧跡が多い。

そこで不動産業界では、我が町の土地を少しでも有利に販売するためにだろう、「北の□□」とのキャッチフレーズで呼ぶらしい。

 

しかし僕は、この呼び方が好きではない。

自ら□□市の亜流と認めているに等しく、こんな呼び名を使っている限り、我が愛する住処が本家の□□市を凌駕することは絶対にありえないからだ。

 

尤も我が町の多くの市民は、そんなややこしいことは考えもせず、少々自慢気に、自らの町を「北の□□」と称している。

 

マァ、イッカ!

「北の□□」

ニュアンスは悪くない。

「浪速のモーツワルト」もいるしナ。