同じクラスにも熱心な信者がいて、学会否定派だった僕とは論争になったりもした。
尤も僕の方は、主張が「その昔から、坊主が政治に口を出すと揉め事になる」程度の稚拙だったのに対して、学会側は小難しい理屈を振り回していたので、傍目には僕の方がやり込められているように見えたかもしれない。
我が家にも選挙前には創価学会員が投票を依頼に来るが、決して不快な思いをすることはない。
創価学会もまた、時代に合わせて変化しているのだろう。
しかしそれはおかしいだろう。
それを勝ち馬に乗ろうとして、それまでの政治姿勢を捨て去るのなら、その主張の一貫性には信頼がおけなくなってしまう。
更に昨日の、石原慎太郎証人喚問。
この時に都議会公明党を代表して質問した野上都議は、「石原知事の裁可が都民に多大の不利益をもたらしたことを認めろ」と迫った。
そしてこの女性都議も、その公明党都議団の一人ではないか。
どんな神経をしていれば、こんな無茶苦茶な責任転嫁を口に出すことが出来るのだろうか。
公明党は、東京都政と国政は全く別物と考えるらしい。
選挙目的で人気者にすり寄る姿は、日蓮上人の教えにはそぐわないだろうし、見ていても愉快なものではない。