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〆切りは守らないとネ、小池百合子サン

昨年熱狂的に持て囃された小池百合子だが、実はネット社会では、小池百合子ブームはとっくの昔に終わっている。
一般マスコミとは違い、ネット社会は小池批判が溢れ返り、先だって実施されていたネット投票では、小池知事支持5%、不支持95%と、驚くような結果が出ていた。
無論ネットとは無関係な主婦層や、野党、根強いアンチ自民党も存在する。
マスコミは未だに小池百合子の高い人気を喧伝しているが、それでも都民ファーストの勢いに陰りが生じているのは間違いなさそうだ。
 
今回もネットで、「余りに小池百合子の対応が遅く、しびれを切らした三知事が安倍首相に直訴」の記事で、「決断できない小池百合子」への悪口雑言が飛び交う記事を見つけた。
しかし中には、そんな風潮に異を唱える人もいる。
「批判はおかしいのでは?慎重に、鳥の目で、広い視野から考えられている。知恵が足りないものは悩みも少なく決めてしまいがちですね」
と書いた人がいた。
この人、他の記事を見ると、僕のような小市民には到底理解できないような、複雑怪奇な数式を使った「ゼロ除算が云々」なる論文を多数掲載している。
どこかの大学の名誉教授のようで、そう言えば写真でも賢そうな顔つきだし、メガネも高そうだ。
相手がどんなにエラいセンセェ様でも、僕はこんなコメントには我慢できない。
すぐに
「相変わらず偏差値だけ高いガクシャ先生は、能天気で結構ですね。慎重に、鳥の目で、広い視野から考えって、いつまで考えてるの???? 好きなだけ考えられる学問の世界と違って、現実の問題は解決までの〆切があるの!」
と嚙みついた。
 
世の中で解明されていないものを、理論的に説明すようとする学問の世界は、自分が納得できるだけでなく、他人を説得し理解させることが必須だが、それが何時までにできるのかは誰にも分からない。
しかし我々が直面する諸問題は、無制限一本勝負ではない。
それを解決した後の工程の為には、予め何時までにバトンを渡すかを決めておかなければならない。
今回のオリンピック会場の費用負担問題では、小池百合子は「3月まで」と自ら期限を区切っていたのだから、それまでに周辺県知事に対して何がしかの回答をしなければならなかった。
 
結局は三知事の直訴が功を奏して、一か月半遅れながら一気呵成に結論が出たが、往生際の悪い小池百合子は、安倍首相のリーダーシップの結果とは認めたくないようで、醜い言い訳をしている。
〆切などは端から念頭になく、あらゆる政策を7月東京都知事選だけに有利か不利かを判断基準にしてきた小池百合子は、決定の遅延で誰が迷惑を被ろうとお構いなしだ。
この辺は小池百合子の人品骨柄の問題だが、都知事の姿勢としては如何なものか。
 
幸いにも最近では、そんな小池百合子の化けの皮が剥がれ始めている。
さすがにそれまで、小池批判をタブー視してきたマスコミの中からでさえ、小池都政への疑問の声が出てきているし、当初は都議選は都民ファースト圧勝の予想も危うくなっているようだ。
天網恢恢、疎にして漏らさず!
ほんの一瞬だが政権交代を為し遂げたものの、彼の民主党の今の凋落ぶりを見れば、烏合の衆集団の都民ファーストの出鱈目さが白日の下に晒される日もそうは遠くはない。
出来得れば、東京都民が都議会選挙前に気が付いてくれることを祈念してやまない。