昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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責任を取ってハラ切ります

知る人ぞ知る、知らない人は知らないサッカー界の迷評論家、不肖セルジ・越前は、昨日のワールドカップ予選、日本対オーストラリア戦の勝敗予想を間違えました。
ここに謹んでその責任を感じ、サッカー評論家を辞めることを決断しました。
 
思い起こせばおよそ10年前、すい星のごとく現れ、多くの人に注目されたセルジオ・越前だが、その散り際もまた後世に語り継がれるほど見事なものだ。
皆様が惜しみ、嘆く気持ちはありがたいが、サッカー評論家にとってこんな大事な一戦で予想を間違えることは、罪万死に値する。
不肖セルジオ・越前は、オトコでござる!
言い訳ばかりの、そんじょそこらの評論家諸氏をは違うのであります。
以降、サッカーを評論することはありえません。
拠って、本日のコメントが最後になります。
皆さん、お達者で!
 
ところで昨日の、ワールドカップ二次予選の対オーストラリア戦。
日本は初めて、予選リーグでオーストラリアに勝利した。
しかもスコアは、前後半1点ずつ取り、2対0の完勝。
いつも海外組を偏重してきたハリルホジッチ監督にしては、珍しくスタメンに国内組の昌子、山口、井手口を起用した。
いつもは「昔の名前で出ています」感が漂う、香川、本田、岡崎の姿がない。
特に井手口は、国内でも屈指の中盤と噂されている人材なので、大いに期待が持てる。
 
試合内容は、帰ってきた長谷部の動きが悪く、度々ボールを奪われる醜態で冷や汗をかいたが、昌子、吉田のDF陣が踏ん張り、何とか相手に得点を許さない。
そんな前半41分に、FWに抜擢された若手の浅野が、そして終盤37分には期待の井手口がダメ押しゴールを決めて、勝利を決定づけた。
今までオーストラリア一度も勝ったことがないのが信じられないほど、見事な試合運びだった。
勝てば官軍、試合前まではあれこれイチャモンをつけていたハリルホジッチ監督の采配について、ロシア行きが決定すれば、名監督と評価が変わる。
また試合後のインタビューでは、Q&A方式のはずが、監督からサポーターに対して、一方的に感謝の思いが伝えられたことすら、好印象に見えてしまう。
 
キャプテンの長谷部は、試合ではヘマばかりやっていたが、インタビューになると妙な場慣れ感を発揮する。
きっと、サッカーの技術よりも、人心掌握に長けているのだろう。
ただサッカー日本代表も、確実に世代交代が進んでいる。
キング・カズラモス瑠偉の時代から、中田ヒデ、中村俊輔、本田を経て、ロシア大会では誰が主役となってチームを引っ張るのか、人材が豊富なだけに楽しみだ。
 
今回の結果で、二次予選最終戦の対サウディアラビア戦は消化試合になってしまった。
ドラマチックな盛り上がりは今回で終了するが、そんなのは些末なことだ。
マァいずれにしても、自分の予想が外れたのに、こんなにうれしいことはない。
今日は朝から、大変いい気分だ。