昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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一時盆栽に凝り、大損しました。

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一時、盆栽に懲りました。
とき、あたかもバブルの全盛時代、何となく盆栽に惹かれ、あっという間に庭中盆栽だらけ。
最高70鉢を超え、家を留守にするわけにもいかず、毎日二回の水遣りが大変でした。
いろいろの展示会にも出品し、そこそこの評価を得るような物まで買い込みました。数十万円ではたいしたものが買えない世界です。結構大変な負担でした。
ところが、家を建て替える為に、金が必要になり、また庭が一挙に狭くなったのでやむなく売却決定。
ところが、買った価格からすれば四分の一程度しか還ってきません。
元々、業者は「盆栽は絶対に元手を切ることは無い」と言っていたのですが、ここに落とし穴がありました。
実は、盆栽は、当たり前ですが高いものほど見た目が良いのです。
即ち、元の盆栽を下取りに出し、より高い盆栽を購入する。この繰り返しなのです。
つまり、常にキャッシュアウトしていくのです。
いよいよ、最後に全てを清算となると、「売れない、痛んでいる、なんだかんだ」とクレームがつき、購入金額など還って来ないシステムとなっています。
実は、この盆栽ビジネスのやり方は、ココ山岡の宝石販売システムと全く一緒だったのです。ココ山岡は詐欺商法として摘発されました。
僕の場合、結果として大損しましたが、減ってしまった財産は、その間盆栽を楽しんだ代償と諦めました。
お大尽が金に物を言わせ、業者に頼んで品評会の入選を競う本格的盆栽は、サラリーマンの趣味にはあまりお勧めできません。
「地道が一番」を痛感しました。
今では、売れ残った10鉢を大事に育てています。