昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

日本は世界一いい国だと思います。

海外に行くと、日本の素晴らしさを強く感じる。
何より、安全で、安心した生活ができる。

たとえば乗り物。
タクシーでぼったくりにあう事はない。タクシーがインチキ料金の請求をする事はない。
電車で強盗にあうこともない(あるかもしれないが、確率は低い)。
大体、電車で荷物を網棚に載せ居眠りをしているなんて、自己責任を強く問われる海外では、所有権を放棄したと見られても仕方がない。
また、うら若き女性が、見ず知らずの他人に体を預け、電車の中で転寝している光景も海外ではありえない。

日本では、買い物でおつりが間違われる事もほとんどない。
財布を後ろポケットに無造作に挿しこみ、町を闊歩している若者が多いが、これもまた、海外では「どうぞ、掏ってください」と言っているのも同じだ。
日本は無防備社会で、自分の事は自分で守る精神が欠落しているのだが、我々は、日本は安全で、お互いを信用しているとの前提条件の中で生きている。
向こう三件両隣や、隣組発想が強く、また単一民族の安心感からか、隣にいる人は絶対的に安心できるものと決め込んでいる。

しかし、海外では、「隣人は信用できない、インチキをするかもしれない」と用心しなければならない。
町で買い物しても、袋詰めの時、平気で商品を少なく入れたりする連中が存在する。
タクシーでもメーターを倒さず運転し、後で法外な価格を請求する輩が沢山いるのである。
おつりをチョロマカスなんて事は、全く日常茶飯事に行われている。
バレたら、舌をペロリと出し謝る。悪気はなく、彼等にとっては至極当たり前の行為なのだ。

クレジットカードを使用しても安心できない。
日本人は、面倒くさいのと、いかにも相手を信用していないととられるのが嫌で、明細チェックを適当に済ませてしまうが、外国人は、いちいち厳しく突き合わせているので、精算に時間がかかってしまう。
しかしこれも、一旦サインしてしまうと、そこに書かれている金額については無条件で支払い義務が発生する。
僕は、インドネシアの一流ホテルで、朝食1万円を請求されたのを見過ごし、後で泣く泣く支払う羽目になったことがある。

無用心の日本人が被害に遭うことは大変困った事だが、一方、日本国内で、隣人を警戒しないで過ごせるのは素晴らしい事だ。
国際化する事が、我々が幸福になる唯一の方法とは思えない。
海外文化が急速にはびこり、日本否定、海外の判断基準が全て正しいとの風潮が拡大してきたが、その結果、日本の良さが、根底から壊れ始めたのではと危惧している。

最近になって、贅沢をせず、慎ましい生活に戻り、従来の日本文化を守っていく方が、真の意味でゆとりのある幸せな人生を送る事が出来るのではと思い始めた。