冬季オリンピックが始まった。
昨日は朝から開会式とやらに大騒ぎをしていた。
オノヨーコが登場し、歌っていた。
しかし、面白い競技が少なく、僕は興味がわいてこない。
長野オリンピックの時、長野県知事がスピードスケート競技を、「ミズスマシみたいで面白くない」と本音の発言をして問題となった。
日本得意のフィギュアスケートの順位にしても、採点競技特有の胡散臭さやいい加減さがあり、時間や距離などの客観的判断基準に基づく評価ではない為、勝っても負けても今ひとつ割り切れない。
マスコミは、「日本はメダルを何個とれるか」と興味を盛り立てているが、大体、スケートの清水や、ジャンプの原田なんか、四分の一世紀前から名前を聞いていたような気がする。競技人口が少ないのか、はたまた後継者が育っていないのかのいずれかだろうが、それだけ人気が無い証拠だ。
里谷、上村、岡崎、荒川などがメダル候補らしいが、ほとんどが前回も聞いた名前で、前途有望は新人の台頭がなかなか見られていない。いつまでも「昔の名前で出ています」では盛り上がらない事この上ない。
日本人は、基礎体力が外国人に劣っている。
特に、黒人や中南米の民族が競技に乗り出してきた場合、まず適いっこない。
見るからに筋肉質、体にバネが仕込んであるのではと疑いたくなるような躍動感を見ると、とても勝てる気がしなくなる。
ゴルフでは、タイガーウッズやビジェイシンが４００ヤード近いショットをブッ放すと、「この連中は何を食べているのか」、はたまた「実は精巧に出来たロボットではないか」と疑ってしまう。
人間業を超えているのである。
日本人が一時的に世界でトップになっても、身体能力抜群の外国人が本格的に参入すると、あっという間に勝てなくなってしまう。
水泳、テニス、マラソン、柔道でさえも風前の灯。相撲など今や日本人横綱はいつの事やら状況になっている。
冬の競技は、いかにも寒いところで開催されるから、黒人や中南米のスペシャリストには不向きかもしれないが、日本にとっては、彼らが興味も関心も持たないような競技をオリンピックに採用させないと大変厳しい。
もっとも、そこで「金メダルだ」なんて喜んでも、「鬼のいぬうちに一稼ぎ」みたいな感じがするが....
ジャンプなんて、札幌オリンピックのときは、日の丸飛行隊が金銀銅を独占した事もあったが、今やメダル獲得なんて夢のまた夢。
原田みたいなロートルがオリンピック代表と聞くだけで、完全にお先真っ暗。
日本には、世界中でほとんど競技者のいないマイナー競技を探して、サッとメダル獲得の勝ち逃げ路線しかないような気がする。
