昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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日本人の大半は、実は神道の影響を受けている。

僕は、敬虔な無宗教徒を自認している。
しかし、日本人として生まれ、日本の環境で、日本人として育った過程で、自分でも知らないうちに、日本固有の神道イズムに強く影響されていることにフト気がついた。

神道では「穢れ(けがれ)」を嫌う考えが根底にある。
  ・週刊誌や新聞は、上から何冊目を引出して買う(一番上は汚れている)
  ・電車で、一番端っこに座る(見ず知らずの他人と接触すると汚れる)
  ・道路の犬や猫の死体を見ると、ツバをはく(汚いものを体内から吐き出す)
  ・お札は古く汚れたものから使う(汚れたお札は嫌だ)
  ・家で一番偉い人が一番風呂に入る(後になるほど水が汚れる)
  ・小学校の頃、汚い格好をした子供はいじめにあっていた(汚い奴は嫌いだ)
こんな事は枚挙の暇がないほどたくさんあり、全て穢れを嫌う具体的な行為である。
生理中の女性を不浄と考え聖域に近づく事を禁止する事は、女性差別と見られがちだが、これは血は穢れているとの神道の考えに基づくものだ。

穢れを嫌う一方、「水に流す」いわゆる「禊(みそぎ)」との考えが裏返しにある。
どんなに仲違いをしても、水に流せばすべて解決、一件落着。後腐れがまるでないという日本独特の極めて便利な考えである。
韓国では「恨(ハン)」なる考えがベースで、「許すが、忘れない」と、はた迷惑なほど粘っこい。
韓国人は、一応、「許す」と口で言ってはいるが、実際は許す気なんてない一方、日本人は、禊を受ければ何でも無罪放免であり、民族間の差が出る。
日本人は、自分にも他人にもあっさりしているから、靖国問題で韓国や中国が騒ぎ立てるのが理解できない。
どんなに穢れても、水で洗えば清くなるのだから、日本人の立ち直りは早い。
しかし、海外からは「反省が足りない」としか見えない。
国民性の違いだから、これはいくら議論しても一本化されることはない。

顔は似ていても根本理念が全く違う日本と韓国の二つの民族は、実は理解しあう事は不可能ではないだろうか。