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違和感があるなァ!萩本欽一には。

所属選手の不祥事を期に、唐突にチーム解散を宣言した萩本欽一が、一転して存続を発表した。
大袈裟に言うと、日本中がこの判断を支持し、今や「良かった、良かった」の大合唱であり、果ては「欽ちゃん、ありがとう」とまで言われている。
やめないでコールが湧き上がる中で、萩本は「お客さんに聞いた上で態度を決める」と言っていたが、新潟のグラウンドに現れた時はチームを存続する積りに変わっていたのだろう。
「野球やめると言っていたのに新潟に来ちゃった」と切り出し、客から「やめるな!」と言われると、「ユニフォーム着ていいかな」と打診、その後ユニフォームに着替えチーム存続を高らかに宣言した。

僕は、この一連の動きに違和感を持っている。
日曜日にテレビ出演した萩本は「解散宣言したのだから、メンバーの何人かはスーツで現れて欲しかった」との不満を表明、コメンテーターから「そうしたら、本当にやめる事になるのが怖いんです」と説明され納得していた。
萩本は、選手に自分と同じスーツ姿での登場を期待したが、自分はちゃんとユニフォームを準備していた。
こんなやり取りを見ると、かなり前からチーム存続を決めていたのではと勘ぐってしまう。
この日新潟のグラウンドにスーツ姿で現れ、次にユニフォームに着替えるのは規定路線だったのではないか。
何より、マイクで説明し言い訳するのは、プロレスのラッシャー木村を思い出させ、八百長臭さを感じてしまう。

今回の事件に関して、芸能人の中には「大っぴらには言えないが被害者にもいささか問題があるようだ」と仄めかす連中もいる。もしも加害者にも言い分があるのなら、そして未だ事実関係が不明なら、その解明を待って解散宣言すべきである。

また、「野球に失礼な事をしちゃった」から解散との発言が、萩本は「真に野球を愛している人」となり、好印象度を更に増加している。
しかし、調査の結果チームを解散せざるを得ない事態を迎えてしまったのなら、先ずは謝るべきは被害者であり、野球はその次のはずだ。

なぜ一選手(厳密には三人らしいが)の不祥事疑惑でチーム解散となるのか?
例え萩本が全権オーナーとしても、後援者や支援者もたくさんいるだろう。
評論家の中にはパロマ雪印に比べ、萩本の危機管理を褒めちぎった人もいる。
しかし、チームは自分個人のものだとの思い上がりから、「危機管理だからさっさと解散」されたら困ってしまう人がたくさんいる事も考えるべきである。
これでは、いつまでも某プロ野球チームは自分のものだとの思いが変わらない某新聞社の大物W氏と同じになってしまう。