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TBSのK-1格闘技番組はひどい!

晦日の夜、他に見るべき面白そうな番組がなく、半ば仕方なくTBSのK-1格闘技番組を見た。
そして、こんなにひどい番組はそうはないとあきれ返ってしまった。

亀田のタイトルマッチ第一戦もそうだったが、昼ごろから大騒ぎを繰り返し、いよいよ夕方6時に番組が始まったが、何だか昔のビデオを流しまくって、実際に前宣伝した取組はやっと9時少し前から始まる始末。
3時間近く待って始まった番組は、ど素人を急遽リングにあげたような組合せが続き、緊張感も何もありゃしない。
前座の、武蔵の相手は韓国の砲丸投げの選手、しばらくは善戦していたが、2ラウンドになると所詮付け焼刃の一夜漬けがバレ、武蔵の一発のパンチであっという間にKO負け。
「ここで負ければ後がない、引退か」と危機感をあおっていた金子賢は、馬鹿の一つ覚えみたいにタックルを繰り返すばかりで何の策もなく、これまたほとんど経験のない相手に負けてしまった。解説者の「良い試合ですね」は聞いて呆れる。
曙は、始まる前は「亡き母に捧げる」とか「殴り続ける」とか、いかにも何とかなりそうな放送をしていたが、気合が入っていたのは入場セレモニーだけ、試合開始直後に猛突進したが、後は何ら技をかけることなく逆に腕をとられ、1分過ぎにレフェリーストップで終わってしまった。
山本KIDの相手は、オリンピックレスリング金メダリストだったが、総合格闘技は初めての経験との事で、これまたなす術なく負けてしまう。
須藤元気の相手もあっさり1ラウンドで負けてしまい、見せ場は彼の引退表明だけ。
所対41歳ホイス・グレイシー戦、「あっという間に15分」「すごい名勝負」と言う割には見るべきシーンなく、所の判定勝ち。
永田対勝村、地味な組合せだったが、実力差が大きく永田の勝ち。
最強の素人ボギー・オロゴン対チェ・ホンマン戦。一応世界チャンピオンを破ったような強敵に素人同然の選手をぶつけてはいけない。
勝つはずがないボギーは当たり前にわずか16秒で負けた。
魔裟斗の対戦相手鈴木も素人の起用。ボクシングの日本チャンピオンといえど、足を使ってもいい戦いには慣れていない。しかも手より足の破壊力は数倍上回る。要するにこのルールでは素人が勝つことは難しい。
メインの秋山対桜庭戦。セコンド清原対下柳が話題だったが、既に旬を遥かに過ぎた桜庭では秋山の相手はきつい。秋山を目立たせ、世代交代の流れを明白にする為のイベントと思って見たが、やはりレフリーストップで終わり。

あまりにひどい組合せが続くので、ひょっとしたら次は良いかもしれないと、馬鹿みたいに最後まで見てしまった。
解説の谷川がマッチメークしたらしいが、こんな興行では急速に人気が凋落するだろう。

正月三が日のゲン直しで、初めて「今回のK-1格闘技最低選手WVP(The Worst Valuable Player)の投票を設定してみました。
お遊びでどうぞ!