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黒川紀章が都知事選出馬だって

世界的名声の建築家、黒川紀章が何と都知事選への出馬を表明した。
4月に選挙なのに、未だに民主党が候補者選びでもたつき、今や石原慎太郎の独走状態なので、野次馬としては面白くなったと喜びたい。

しかし、黒川の立候補理由については、さっぱり訳が分からない。
石原が進めるオリンピック誘致が気に入らないようだが、色々聞いていると、長年の友人だったのに、どうも最近では東京都の諸々の行事で、石原に重宝されなくなったことで頭にきているのが本音のようだ。
いわば、男のヤキモチのような気がしてきた。

その他の主張は、更に抽象的となる。
どう見ても、長年にわたって政治や都政を勉強してきた上で、石原都知事へ挑戦状を叩きつけたとは思えない。
「金儲け主義から脱却、文化と経済の共生」「湾岸地域の再開発を見直し、生態系を保護」となれば、まさに何をどうする気だろうか?
唯一分かりやすいのは、「知事公舎には住まない」「給料は返上する」だが、これは一般受けを狙った安直そのものの公約であり、前者は確か宮崎県知事選で東国原もマニフェストに織り込んでいたが、当選後は反故になりそうだ。
自らは、赤坂の超豪華マンションに住みながら、「開発で潤うのは金持ちだけ」と言った所で説得力はない。

要は、自分は金持ちだから金にこだわらないだけで、本来東京都民が都知事に期待するのは、東京を住みよく世界に誇れる都市にして欲しいということのはずだ。

黒川の「石原は今が潮時」との意見には同感である。
石原は、この二期の都知事時代にさまだまの改革を実行したし、最近の東京マラソンも大成功のイベントだった。
しかし、長期政権に必ず発生する腐敗もまた囁かれている。
身内偏重も弊害の一つだ。

しかし、「では黒川か?」となると、絶対に違うだろう。
もっと、具体的に石原都政の問題点を究明して欲しい。