昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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悪戦苦闘の英会話、苦労しています!

ある会社のパーティーに出席した。
総勢670人以上、8人掛けの円卓が85個用意され、フランス料理のフルコース。

グローバル時代なので、我々のテーブルは、オーストラリアとアルゼンチンからの外国人が二人、海外勤務の日本人が一人、残り五人はコテコテのドメスチック担当者。
最初に全員の名刺交換で、「Nice to meet you.」とやったら、たったこれだけの英語に対して、外国人の隣の席を指定されていた典型的ドメ親父さんから、「貴方、英語が上手ですね」と誉められた。
彼は、「自分は全く英語が駄目で、簡単な挨拶さえ出来ないので席を替わって欲しい」と頼んできたが、こっちも初級者なので自慢できる腕前ではない。
必死に固辞したものの、困り果てた彼を見てあまりに気の毒と思ったのが運のつきで、嫌々ながらもアルゼンチン人、オーストラリア人の横に座ることとなってしまった。

乾杯が終わり、会食が始まると共に会話も盛んになる。
外国人二人を放ったらかしにも出来ないので、犠牲的ホスピタリティ精神を発揮し、半ばヤケ気味に英語で話しかけたら、僕の綺麗な発音が田舎育ちの彼らには聞き取り難いらしく、やたらと「Sorry?」「Pardon?」とか聞き返してくる。
ここで怯んではいけないと、更に大声で話しかけると、「Oh, OK.」とか、本当に理解しているのかは不明だが、イタク人懐っこく調子を合わせてきた。
挙句は、「Your English is very good」と、ミエミエのお世辞を言う。

実は、先だってアメリカ人が来社した時も英会話で苦労した。
当方、必死の思いで英語を喋った時、「○○san, Your English is perfect.」と煽てられた事を思い出した。
一瞬、「本当に英会話が上手いのかな」と錯覚したが、後になって、実はやはりひどい英会話なので、彼なりに励ましてくれたのだと判明した。

要は、外国人から「貴方の英語は素晴らしい」と誉められるのは、英会話のレベルが相当ひどい時なのだ。
それでも、二時間近くブロークンでも喋っていると、仲良くなってくる。
別れる時は二人から、「今度わが国に来る時は、必ず連絡してくれ。大歓迎するから」テナ事を英語で言われ(たと思う)、すっかり嬉しくなった。

もうちょっと若い時から真剣に英会話に取組んでおけばよかったのだが、今からでも遅くはない。
老骨に鞭打ち、悪戦苦闘ながらも、必死の英会話に取組んでいる今日この頃です。