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国際社会が納得する外交?

寺島実郎なる経済評論家がいる。
確か、三井物産の社員だったのではと認識しているが、17日日曜日朝TBSの番組「時事放談」で、安倍首相への注文として標記の言葉を発していた。

「特に外交に関して、自国の主張をするばかりでなく、国際社会が納得する外交が必要なのです。」
一見すると正論に見える。
「そうだ。自分の都合ばかりを押し付けるから、中国、韓国、北朝鮮から反発される。最近では、アメリカからも嫌われている。」
そう思ってしまう。

しかし、外交とは自国の都合を押し付けあう事なのだ。
相手が納得するのは、自国に不満な結果となった時である。
外交とは武器を使わない戦争であり、かくも外交とは厳しいものなのだ。

日本外交の問題点は、この厳しさを理解できず、特に河野談話村山談話のごとく、相手に阿る様な態度をとり、末代に問題を残してしまう事を平気でやり続けたことにある。

寺島の発言は、まさに今までの腰抜け外交を続けるべきだと主張しているのと同様であり、大変な問題発言だが、耳障りが良い言葉が羅列されているので、それこそ納得してしまう危険がある。

マスコミには、このような連中がたくさん存在し、世論操作の一翼を担っている。
我々は、何に対しても常に批判的な思いを持ち、決して簡単に納得してはいけない。
そう実感した発言だった。