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どうも胡散臭い、専大北上高校野球部解散

プロ野球西武球団の裏金問題発覚が、周り回ってついに専大北上高野球部解散との事態にまで発展してしまった。
西武球団による元野球部選手と野球部コーチへの金銭授与に加え、野球部選手の授業料免除が学生野球憲章に違反している事が直接の原因らしい。

日本高野連は、元々コチコチの石頭集団なので、「アマチュアが野球で金銭を貰ってはならない」と、極めて予想通りのコメントを出した。
しかし、今回は専大北上高校の早期再出発、高野連への再加盟も認めるらしい。
専大北上高野球部も、解散した後は同好会として活動し、6月にも再加盟を申請、夏の甲子園大会へは参加出来るとの見方が強い。

何のコッチャイ!
要は、出来レースではないか!

そもそも、スポーツ特待生なんか専大北上高だけではなく、全国津々浦々に存在している。
甲子園大会に勝ち抜いてくる高校の野球部員は、大半が全国各地からかき集められ留学しており、地元出身者で固めた高校など数えるほどしかない。
強豪高校による、有力中学生の青田買いは、プロ野球のスカウト活動と変りはないはずだ。
引く手数多の中で集められた高校野球球児に、何等特典がないなど考えようがない。
こんな理由で野球部が解散されるのなら、大半の高校にも累が及び、甲子園大会が成り立たない。
一旦こぶしを振り上げた高野連が、早期再加盟を認め、矛を収めようとしているのも、「とりあえず、怒っているぞ。このままでは除名するぞ」との世間へのポーズとしか思えない。

また、専大北上高校の校長は、「野球部員に解散を通告したら、全員泣きじゃくっていた。大人の涙に比べ、純粋で美しい涙だった」等と、虫唾が走るような台詞を述べていた。
しかし、授業料タダで、ひたすら野球漬け、セミプロ同様の高校野球選手が、甲子園への道を絶たれたと思って流す涙はそんなに美しいものなのか?
専大北上高校も、一旦野球部を解散した後、今度はいつ野球部復活を届けようかと、タイミングを計っているように見えてならない。

そもそも、「高校野球が純真な野球少年の集う競技」とのイメージは、単にマスコミが作り上げた虚像に過ぎず、実は高野連、マスコミ、各高校の間に巨大な利権が絡むビジネスであることを忘れてはならないと思う。