昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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巨人、あぁ無残!押さえの豊田の心境

こんな試合は一年にそうはあるものではない。
延長12回表、三点をリード。
その裏の回は、押さえのエース豊田がブルペンに。
誰がどう見ても巨人の勝ちパターン。
それが、アレヨアレヨという間に、一点差、同点、そして逆転。
勝った阪神も、阪神ならぬ半信半疑だっただろう。

それにしても、押さえのエースと期待されている豊田の心境を思えば、リリーフとはなんと厳しい役割だろう。
巨人の一勝と、同僚の林の勝ち投手の権利をフイにしただけではない。
秋までの長期戦で常にしのぎを削る阪神に勢いがつき、しかも、矢野に変るキャッチャー加納をデビューさせてしまった。

ベンチに戻っても、宿舎に帰っても、針のむしろにいる思いに違いない。
元々、西武時代から精神的に強いピッチャーではなかった。
「ナァに、次にきちんと押さえれば」と開き直る事が出来ればいいが。

昔のプロ野球に、リリーフ火消しのピッチャーはいなかった。
肩を壊し、たくさんの球を投げられなくなった江夏に、当時の野村監督が「野球に革命を起こそう」と説得し、投手の完全分業制が確立した。
しかし、リリーフを任されているのは、江夏みたいに精神的に図太い奴ばかりではない。

豊田投手の次の登板チャンスは、やはり厳しい場面になるのだろうか?