２２歳のJ1磐田の菊地直哉選手がわいせつ行為容疑で逮捕された事件の後日談。
磐田の右近弘社長やアジウソン監督、選手らが20日、地元ヤマハスタジアムでの大宮戦の前にサポーターらに陳謝した。
右近社長は「大変迷惑と心配をかけ、みなさんの気持ちを裏切る結果となり、申し訳ない」と謝罪。「深く反省し、再び信頼を得るため、今後の取り組みに一丸となって行動する」と述べた。選手らがグラウンドを一周しながら頭を下げると、励ましの言葉や応援歌が響き、大宮サポーターからも拍手が起きた。
また、来場者に「おわび」の文書を配布。プロ選手としての行動規範の整備や教育を行う規律委員会（仮称）の設置など、教育・管理体制の見直しを始めたことを説明した。
しかし、大宮との試合は０－０の引き分け、ゼロからの再出発を勝利で飾れなかった。
以上は、２０日の試合を報じたニュースである。
僕は、２２歳の青年が起こした淫行事件は全く言い訳の聞かないことだと思うが、何故ジュビロ磐田の社長が詫びなければならないのか理解できない。
ジュビロは、社長だけでなく、ゴン中山やGKの川口まで謝罪していた。
しかし、菊池は立派な大人であり、２２歳にもなっているのに一々箸の上げ下ろしまで教育しなければならないと考えるのは、むしろ過保護なのではないだろうか?
日本の場合、特にチームプレイのスポーツではどうしても連帯責任の精神が強い。
誰かが悪さをしたら、そのチーム全員が罪悪感を持つのは一種の美徳とされている。
しかし、僕に言わせれば、大の大人の私生活をどこまで干渉出来るのか？大変疑問だ。
また、菊池選手は、高校生にいたずらした事で人生の致命傷を負ったのだが、相手の高校生には何の責任もないのだろうか?
報道で見る限り、菊池は強姦で逮捕されたのではない。
女性を車に連れ込み、不埒な行為に及んだらしいが、女性は身の危険を感じたわけではなく、菊池が忘れた財布を届け出た事で事件が明らかになったと聞いている。
無論、１８歳以下である事を知った上で、事に及んだ菊池の罪が軽減されるわけではないが、ノコノコついて行った女性の側も決して褒められたものではない。
「青少年の夢を壊した」みたいな抽象的な批判もあるが、そんな時は、「スポーツ選手は、運動能力は優れているが、決して人品骨柄も優れた人ではない」事を言い聞かせ、スポーツ選手にそのような夢を持つべきではない事を教えるべきだ。
僕は、この事件では菊池選手が社会的制裁を受ければ充分と思う。
