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中日が日本シリーズで勝ってもネェ!!とプロ野球改革論

NHK国際放送が実況中継していたので、旅先で中日が日本シリーズに勝ったことを知った。
中日ファンではないので、素直に「おめでとう」の言葉が出てこない。
現在、日本でも賛否両論のようだが、完全試合直前の投手を9回に代えるのはいかにも落合流で、中日ファンは支持するかもしれないが、多くのプロ野球ファンに夢を与えなければならないプロスポーツの使命を考えれば、僕には絶対にほめられた采配とは思えない。
また、「勝つ為にやった」と開き直って言えばまだしも、「マメが出来たから、本人の将来の為」と言い訳するのは更に良くない。
もしも事実としたら、8回まで投げさせたのはどう説明し、あと一回がなぜ我慢できないのか。
完全試合なんて簡単に出来るものではない。
ましてや、日本シリーズの晴れ舞台でとなると、今後二度と見られないかもしれない。
それを、二人で完全試合を達成しても、中日ファン以外には感激も感動も与えない結果となってしまう。
落合のような監督が、ただ「勝ちゃあ良いだろう」みたいな野球を続ければ、プロ野球の将来は真っ暗だと思う。

また中日は、クライマックスシリーズで合計5勝し、日本シリーズで4勝したので優勝を手にしたが、元々、半年かけて争ったセリーグの覇権では二位のチームでしかない。
よって、お世辞にも「日本一」とは言い難い。
前にも書いたが、球団の数が違う大リーグのワールドシリーズシステムを形だけ日本に持ち込んでも決してうまくいくはずがない。
ダイエーも巨人も、半年間のペナントを制しても、日本一を決める日本シリーズに出場できないなんて割り切れないに違いない。
クライマックスシリーズなどは邪道だ。
僕は、プロ野球の日本一は、やはりセパ両リーグの覇者が競うべきだと思う。

その代わりに、サッカーと同じ天皇賞を別途設けるとのアイデアはどうだろうか。
日本シリーズ終了後に、約一ヶ月間で天皇賞リーグを開催。
セパの三位までの球団は、無条件で天皇賞リーグへの出場権を持ち、他に、都市対抗戦、関東、関西、九州にある大学六大学リーグ、最近発足した黒潮リーグ、全国高校野球等、この一年間のあらゆる野球リーグでの優勝チームが参加資格を持ち、一戦必勝のトーナメント方式で天皇杯を目指す。
無名のチームや高校生チームがベスト8進出とか、大まぐれでプロチームに勝ったりすれば人気が更に盛り上がる。
アマとプロの交流禁止などの時代錯誤はさっさとやめるべきで、今や人気凋落気味の野球建て直しを真剣に考えるべきだろう。