日曜日千秋楽、横綱同士の相星決戦。
力が入ったなァ。
横綱二人ががっぷり四つの大相撲。
二人と一緒に、見ているこっちも体が左右に揺れた。
おおよそ一分弱の勝負だったが、最後は白鵬の力強い投げに朝青龍が裏返し。
白鵬の三連覇が決まった。
このところ、大相撲は人気凋落。
客席も空席が目立ったが、この日は超満員。
最後の勝負には懸賞が４８本もつくなど、人気回復の兆候が見られた。
これも全てヒール朝青龍復活のおかげだ。
彼が二日目に負けた時は、日本中が大喜びだった。
白鵬が負け、星が並んだ時は、日本中がショックを受けたようだった。
朝青龍は二場所も出場停止処分を受けながら、最後まで場所を盛り上げ続けた。
うるさ型が多い横審も、多くは朝青龍を再評価したようだ。
僕は一貫して朝青龍を応援していた。
彼が負けたので、実況のテレビはすぐにチャンネルを変えたし、翌日の新聞はスポーツ欄を全く読んでいない。
しかし冷静になってみると、やはり朝青龍の頑張りがあったので、白鵬の優勝もまた価値が上がった。
「負けちゃったよ」
勝負の後、朝青龍が友人に語った言葉らしい。
朝青龍よ、来場所こそ白鵬を投げ飛ばしてリベンジを果たしてほしい。
ただ、白鵬の実力も半端でなく強い。
今後二人のマッチレースが長く続きそうだ。
朝青龍、頑張れ！
