昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「自分の○○をするだけです!」

どうにも分からない台詞がある。

多くのスポーツ選手が、インタビュアーの「これからの抱負は?」との質問に対して、「自分の○○をするだけです!」と答える。
野球の場合、ピッチャーの藤川は「自分のピッチングをするだけです」、バッター高橋もまた、「自分のバッティングをするだけです」
ゴルファー谷口は、「自分のゴルフをするだけです」
相撲界、白鵬は「自分の相撲を取るだけです」
サッカー大久保選手もまた、「自分のサッカーをするだけです」

一体これは何の事を言っているんだろう。
本人達は技術の奥義を分かっているのかもしれないし、哲学的な思いで発言しているのかもしれない。
聞いた方も何となく納得しているが、冷静に聞くと全く答えになっていない。

その点、外国、特にアメリカ人のインタビューのやり取りは具体的で、プレイヤーが精神論を語るケースは極めて少ない(ように見える)。
日本の場合、新聞記者泣かせの選手ほど重厚感があると勘違いする傾向が強い。
サービス精神を発揮し、チャラチャラした受け答えをすると軽薄そのものと思われる危険性が高いので、どうしても抽象的な回答になってしまう。

スポーツ選手達へのインタビューでも、標記の「自分の○○をするだけです」と、最後の「応援よろしくお願いします」の紋切型決まり文句回答ではなく、創意工夫したファンサービスがあってよいのではないか。