昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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あれぇ、田原総一郎だ?!

習近平中国副主席。胡錦濤主席の最有力後継候補の一人らしい。
この男が、北京の人民大会堂で日中ジャーナリスト交流会議に参加したそうだ。
彼は、チベット騒乱を機に広がっているオリンピックボイコットの動きを牽制し「オリンピックと政治は切り離すべき」とか「全世界の利益にかなう北京オリンピックに日本からの協力を期待する」とか、「日本を訪問したい」とか、果ては「日本選手がオリンピックで健闘する事を期待する」とかのリップサービスまで披露したらしい。
少々不安な思いに駆られるのは、どの新聞を見ても、この交流会議で「日本側のジャーナリストから厳しい質問が飛んだ」との記事が見られない事だ。

この交流会議が始まる前、日本を代表して、何となく見たようなオトコが満面に愛想笑いを浮かべ、件の習近平中国副主席と握手している光景が映し出された。
白髪頭に派手な黄色いネクタイ。
あれは、どう見ても田原総一郎ヂャないか?

ゲストを怒鳴りつけたり、途中で勝手に発言を遮ったり、とにかく傲岸不遜なる司会ぶりが鼻につく事この上ない、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」で、「三人の日本の総理大臣を辞任に追い込んだ」と自慢している男だ。
田原総一郎大センセイが、先の習近平中国副主席の発言を聞いていたとしたら、当然ながら
「ちょっと待って!そんな能書きより、チベットで何が起きているのかを聞きたい」
「オリンピックと政治が別物なんて嘘っぱち、そんな事言っちゃ駄目」
「そんな事聞きたいんじゃない、なぜ外国人ジャーナリストの取材を規制したのかを聞きたい」
とか、大げさな身振り手振りで問い詰め、ビシッ!と決めてくれたはず。(ですヨネ??)

少なくとも、日本の番組での司会ぶりから、黙って習近平中国副主席の話を聞き続けるなんてことはなかったはずですよネ、田原さん!
何せ、日本の総理大臣三人を辞任させたほどの実力者(と自認している人)なんだから、相手が中国の要人だからと言って、まさか気後れしたり遠慮したりする事はないですよネ、田原さん!
今世界中の人々が最も知りたがっている、チベット騒乱に対して中国が何をしたのか、厳しく問い詰めてくれたはずですよネ、田原さん!
まさか、「次の中国主席の本音を聞き出した」と切り出し、習近平中国副主席へのヨイショ発言に終始するなんて事は、絶対にあり得ませんとネ、田原さん!
いつもの勢いで、中国の鎮圧作戦で、チベット人が何人犠牲になったかチャンと聞き出してくれましたよネ。
次回のサンデープロジェクトが楽しみです。
期待していますヨ。我らが田原総一郎センセイ。