昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

巨人軍が開幕戦三連敗してしまった!

絶対的優勝候補、読売巨人が最下位候補のヤクルトにまさかの50年ぶり開幕戦三連敗。
あまりに予想外の出来事で、巨人ファンのため息が聞こえてくる。

昨年、巨人はリーグ優勝したのにクライマックスシリーズで中日に負けたのがよっぽど悔しかったのだろう。
まさに恥も外聞もかき捨てた戦力補強に走り、何とヤクルトの四番バッターとエースを引き抜いてしまった。
選手の人件費高騰などお構いなしで戦力充実を図る巨人と、その犠牲になってしまったヤクルトだったので、ヤクルト側の開幕戦のモチベーションが高かったようだ。

丁度江川事件の年を思い出してしまう。
この時巨人は、江川のトレード要員として阪神に放出した小林繁を全く打てず、確か8連敗歩を喫してしまった。
ただ江川投手は、その後長年にわたり巨人のエースを勤め上げたので、一年間のマイナスを補って余りあるトレード劇だったが、今年のケースはちょっと違う。
ヤクルトから引き抜いた二人はいずれも外国人選手で、トレード金額の多寡だけが評価基準だからだ。
「巨人に入りたい」一心で野球浪人までした江川とは志が全く違う。

長い一年間、反骨心だけでヤクルトが快進撃出来るわけではない。
巨人の戦力ならば、いずれは優勝争いに加わってくるだろう。
しかし、例え巨人が強くなってもカネに物を言わせた戦力補強では、多くの野球ファンの賛同は得られない。

巨人はやはり自前の戦力充実を図る事で優勝争いに加わらないと、いつまでもカネだけが頼りの球団になってしまう。
トレードで取った他球団の主力選手や外国人選手が壁になり、巨人の若手がちっとも成長しないのは、やはりチームづくりのベースがおかしいと思う。
その典型的な出来事が、対ヤクルト開幕戦三連敗の様な気がする。