昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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お馬鹿キャラタレントの知能

どういうわけか、クイズ番組が花盛りだ。

そして、毎日のように放送されるクイズ番組で、「お馬鹿キャラタレント」なる集団が人気を博している。
ちょっとでも常識がある人なら思いもつかないような、突拍子もない珍回答を頻発、司会者だけでなく、視聴者を呆れさせる事で評価される変わったタレント達だ。

何人かの優等生タレントと、何人かのお馬鹿キャラタレントが必ず混在し、片や正解率を競い、もう一方は荒唐無稽な回答を競う。
最近の大半のクイズ番組は、大方このパターンで運用されている。

では、お馬鹿キャラタレントはどこまで本当に馬鹿なのだろうか?
僕の知人は、「あんな簡単な問題の解答すら知らないなんて本当に馬鹿」と、彼等の知(痴)性を本気で疑っている。
ところがドッコイ、誰もが呆れ果てるような馬鹿な答えを当意即妙に発するのは、尋常な能力では出来ないものだ。

二つのケースが考えられる。
一つは、全てが放送作家によって作られたシナリオに沿って進行しているケース。
昔のクイズダービータイムショックはこのパターンだった。
もう一つは、お馬鹿キャラタレントとは仮の姿、実は大変な知性と能力の持ち主のケース。
最近のクイズ番組で見る多くのお馬鹿キャラタレントは、実はこのパターンだと思われる。

人に笑われ続ける事ほど難しいものはない。
笑いには、すぐに免疫ができてしまい、一度笑われたネタは次には飽きられてしまう。
その為お笑い芸人は、常に笑いを取る為に、己の全能力をつぎ込む努力を重ねている。
お笑いタレントの素の顔は、笑顔一つ見せない気難しい人が多いのはこの為だ。

僕は、お馬鹿キャラタレント達が馬鹿さ加減を競っている姿を見るにつけ、内に透ける彼等の必死なヒタムキを感じてしまい、切なくて笑えない。