昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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中国大地震の末恐ろしさ!

大変な災害が起きた。
ミャンマーのサイクロンに続き、中国四川省でM7.8の大地震が発生、既に死者は1万人を超え、被害はさらに拡大、最悪10万人まで達するかもしれない。
中国内陸部では、1976年河北省で死者24万人の大地震以来だが、今回は北京間でも大きな揺れが観測されたらしい。

しかし中国に行くと、地震が起きたら大惨事になる事は容易に想像できる。
何せ、耐震構造の建物など皆無なのだ。
先だって日本では耐震強度偽装問題で大騒ぎになったが、中国、インド、東南アジアではそもそも対震建築など存在しない。
地震がない事を前提の建物ばかりだ。
住居だけではなく、高速道路もまた地震があれば壊滅的な打撃を受ける事間違いない。
だから、今回の地震が万一上海や重慶で発生したら、死者の数は数百万人になってしまうだろう。
人口1千万人を超える大都会にも拘わらず、災害への備えはない。

世界中、到る所が現代の「バベルの塔」の様な気がする。
人間は、神をも恐れぬ高さの「バベルの塔」を作った事が神の怒りを買い破壊されてしまう。
中国や東南アジアの建物は、建築費を抑える為に安全性を一切無視している。
その結果、いったん天変地異が起きると自然の猛威の前にひとたまりもない。

地震の犠牲になった人達への救援活動が喫緊の課題。
しかし、人口が爆発的に増えている中国、インド、東南アジアで大地震が起きると、今後とも今回の様な犠牲者が出る事は避けられない。

現実は、既に地球が養いうる人口を超えているのではないだろうか?
弱者を狙い撃ちのような大災害のたびに考えてしまう。