何だか勝った気がしないんじゃないかな？
今年最初のメジャー女子ゴルフトーナメント、「ワールド・サロンパス・カップ」
１７番で申智愛が短いバーディーパットを外し、結局はプレイオフ。
有名な１８番パー３を繰り返すサドンデスだが、途中双方難しいパーパットを決めたラシイ。
と言うのは、放送時間の関係でこの辺の鍔迫り合いはビデオ放送になってしまった。
五回目のプレイオフは、申の方が福嶋よりも近くにワンオン。
そろそろ放送終了時間が迫っているので、「これで申の勝ちかな」と思ったら３パット。
短いパーパットを入れたら福嶋の勝ちなので、「これで勝負あり」と思って見ていたら、何とパーパットを外してしまった。
しからば、申が短いパットを外さないと放送時間を超過してしまう。
案の定、申のボギーパットが外れゲームセット。
何と、福嶋３パットのボギー、申に至っては４パットのダブルボギー。
それまでが息詰る大接戦だっただけに、何とも締りのない結末だった。
ただ、どんな勝ち方でもメジャーを制した事に変わりはない。
福嶋は相変わらず担ぎ上げたようなフォームだが、抜群の飛距離が戻ってきたらしい。
最近、新しい女子プロ達が次々とデビューするものだから、３０歳を超えた福嶋はすっかりベテラン扱いだが、老けこむ年ではあるまい。
肩、腰、足と故障を抱える満身創痍の身体らしいが、今回の優勝で今年の賞金女王に返り咲いてほしいものだ。
体つきは依然としてフトメだが、顔立ちはすっかり細面になった福嶋晃子。
見方によっては、（やや微妙な言い回しだが）ビジンと見えなくもない。
アメリカツァーで苦戦続きの上田桃子や宮里藍に代わって、女子トーナメントの主役として頑張ってほしいものだ。
