昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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オリンピックは面白い

何かと問題のある中国主催だけに、批判が多かった北京オリンピック
政治的な立場からは様々な意見があるだろうが、あらゆるスポーツの世界一決定戦としてみると誠に面白い。

100メートル男子9.69秒の世界新記録にはビックリ仰天。
不肖私メ、長く続いた「10秒の壁」を知っている。
人間は10秒を切る事は出来ないと思っていたのに、ジャマイカのような小国のおふざけランナーサンダーボルトは、最後を流しながら驚異の世界新記録達成。

日本人女子レスリング全員メダル獲得も素晴らしい。
次回もメダル確実な伊調馨は姉と一緒に引退する一方、もはや中国の新星ライバルに勝てそうにない浜口京子は現役続行を表明。
あくなき闘争心と探究心は評価するが、またまた四年間もあの親子揃い踏みの大騒ぎを見せつけられるのはウンザリ。
あのパフォーマンスは、当初は親子双方の信頼感に見え、仄々としたものもあったが、何時も同じ事の繰り返しなので、いささか鼻につき始めている。
親父が「次はロンドンだァ~!」と絶叫した時、オッカさんが「もういいよ、バカ!」と窘めたのは正解!

女子マラソンは残念!
スタート台に立てなかった野口に続き、期待の土佐まで途中棄権とは。
しかも、どうやら競技できる状態ではなかったのに、責任感から無理して走ったというから気の毒だ。
とは言え、代表選手としての調整失敗は責められてしまう。
まさにギリギリの調整に成功しないとメダルには到達出来ないとは、オリンピックは栄光と挫折が背中合わせの厳しい祭典だと痛感する。

サッカーは男子が惨めだったのに比べ、やでしこジャパンは大健闘。
日本の場合、水泳の北島以外は多くの種目で男は情けなく、女子の健闘が目立った。
アメリカ競泳フェルプスの八冠も、一人で日本全部分を稼いだのだから凄い。
ロンドンでは、彼の日本帰化を目指す事が得策。

最後に、中国の英雄劉翔も悲劇の途中棄権。
「消えた13億人の夢、鳥の巣は劉翔の為に泣いた」と、主催国中国を失意のどん底に突き落とした事件だ。
反中国の急先鋒産経新聞は、何とこの事を8月19日朝刊の第一面トップ記事で報じた。
露骨には書いていないが、よくよく読むと、「中国にオリンピック主催国の資格がない事の象徴的出来事」的ニュアンスが滲み出ている。
中国に対していささか八つ当たり気味で、冷静さに欠けた報道が続いている産経らしい取り上げ方だった。

今回のオリンピックは、時差も一時間しかないのでテレビ観戦が楽だ。
卓球、バドミントン、ビーチバレーなんて普段は見る事もないのに、我が家のお盆休みはオリンピック一色。
高校野球プロ野球も、Jリーグも全く見る事がなかった。
オリンピックは面白い。