昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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マルチ商法に加担した野田聖子は辞任すべき!

ほんの少し前まで、野田聖子は日本初の女性総理大臣候補の一番手だった。
いかにも胡散臭い政治家、古賀誠や野中弘務の知遇を得て、女性論客として鳴らしていた。
ケチがつき始めたのは、小泉純一郎が総理大臣になって以降。
苔の一念のように郵政民営化に突っ走った小泉に対して、野田聖子は民営化反対派のジャンヌダルクよろしく反対票を投じて気骨のあるところを示し、選挙では刺客の佐藤ゆかりを退けた所までは良かったが、小泉によって自民党から追放されてしまった後すっかりダッチロール状況になってしまった。
恥も外聞もなく「自民党へ帰りたい」と媚び続け、何とあれほど拘った郵政民営化法案に賛成する事で安倍晋三によって復党を許された。
2006年に復党後は、麻生太郎首相のもと内閣府特命担当大臣(科学技術政策/食品安全)消費者行政推進担当の重職につき、またまた女性総理大臣への着実な歩みを始めたはずだったが…..

今回、七年前に国会でマルチ商法を擁護する質問をした事が大問題になっている。
野田聖子マルチ商法ベンチャービジネスのさきがけと考えていたようで、「協会等の自主規制の中でいいものが育っている」等と、とんでもない質問していた事が判明したのだ。
この業界から政治献金を受けていたかは即答を避けたが、パーティー券は購入して貰ったとの事。「勉強不足で消費者側に立った質問ができなかった」と釈明にはあきれ果ててしまう。

マルチ商法は、理論的にも絶対に破綻する事は誰もが知っているはずだ。
その為マルチ商法を仕掛ける犯罪者は、何とかマルチ商法である事の実態を隠し、表面的には合法的に装いながら被害者を探し出し勧誘している。
そして、絶対的な切り札が後ろ盾となる政治家の存在だ。

我が家の近所にも自宅でマルチ商法の即売会をやっていた奥さんがいたが、旦那が気がつき速効で止めさせた。
しかし、何でもない普通のシャンプーやリンスをかなり高価格で売り付けていたので、あのままの状況だったら近所でも大混乱になっただろう。
野田聖子の「勉強不足」言い訳は、「まさか悪い事だとは思わなかった」と騙された無知な一般大衆と同じレベルであり、責任ある政治家のそれではない。

マルチ商法はかくのごとく危ない。
野田聖子は、誠に皮肉にも消費者行政推進を担当している。
もしも野田聖子マルチ商法への加担を本当に反省しているのなら、自分の質問が被害者を増やす事に繋がってしまった事を考えれば、絶対に政治家を辞任すべきだ。