昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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役員になりました。しかし……

晴れて、この四月から役員になることが出来ました。
これも皆様のご支援のおかげでございます。
ここに謹んで御礼申し上げます.........

なんてお目出度い話ではない。
我が家が属する自治会の役員を押し付けられたのだ。
ほとんど誰も、喜んでやる人はいない。
今回もリストアップされた人達から辞退が相次ぎ、三度目の調整でやっと候補者が決まったらしい。
我が家も仕事が忙しいので先送りしたかったのだが、いつかはやらないといけないノルマでもあるので、今回は引き受ける事にした。

昨日はその役員候補者が一堂に会して、各々の分担を決める集会だったのだが、これがなかなか進展しない。
まずは自己紹介から始まった。
ここでは、各人が如何に自分は役員に向かないかと、家庭の事情で重要な担当は無理かを必死に訴える。
一般の会社では考えられないほど、皆が謙譲の美徳を発揮する。

いよいよ、不肖私メの番が回ってきた。
他の候補者が見苦しいほどに自分を卑下するものだから、「ここは一番毅然とした挨拶を!」と考えないでもなかったが、そんな事でもしようものならすぐに会長職を押し付けられる。
心中とは全く別で、ひたすら目立たないように、且つ自分が如何に纏め役に向いていないかを屑々訴えた。

皆が同じようなものだから、いつまでたっても何も決まらない。
ここでついにイライラした御仁が現れ、場を仕切り始めた。
その結果は火を見るより明らか。
結局はこの御仁が会長となり、不肖私メは閑職を引き受けることで、当方はハッピーエンド。

小生も含め、日本人はボランティア精神が欠落していると批判されている。
しかし過去に一度経験したが、町内会の世話役は大変だ。
何をやるにしても、必ずしも皆の希望が一致しない。
なんだかんだと主張し始めると、近所付き合いの雰囲気がおかしくなってくる。
特に会長は、とりあえずの受け皿にならざるをえないので、精神的にもタフさを要求される。

今回は、火中の栗を拾ってくれる人がいたので、大いに助かった。