昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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杉原輝雄プロ、頑張れ!

前立腺癌に侵されながらも、ゴルフを続けたいとの理由から手術を拒否、未だに現役プロとしてトーナメントにチャレンジしている杉原輝雄
御年71歳。
28勝を挙げ永久シード権を有し、「ゴルフ界のドン」とも言われる。
誰もが認める、日本ゴルフ界の代表選手の一人だ。

未だに矍鑠としていると思っていたら、何と癌がリンパ節に転移していることが判明した。
放射線治療を施しながら4月に兵庫県で実施される、つるやオープンへの出場を目指すらしい。

子の心意気、誠に天晴れ!
ただただ感心する事しきりだ。

この人162僂半兵ながらも、卓越した技術と生来の負けん気の強さから全盛時代のジャンボ尾崎青木功を数多く負かした事や、見上げるような外国人選手相手より遥か遠くからのクリークでのショットがビタビタとピンに絡み、完全に戦意を喪失させたとかの逸話に事欠かない。

マナーにも殊の外うるさく、OB地域からプレイするインチキをした同僚プロのY選手を告発する正義漢だった。
またテレビ解説で、ミスショットしてクラブを叩きつけたプロ選手に対して、「こら、コースを叩かず、自分の頭を叩け!」と叱責した事もある。

ホスト番組では軽妙にして洒脱、素人衆を巧みにその気にさせる話し振りで人気があった。

いつまでも元気でいて欲しいのだが、病気と年齢からくる衰えは隠せない。
なかなか予選を突破できない状態が続いていたが、それでも猛練習を欠かさず、気力満々にトーナメントに挑戦する姿勢は、多くの人に感銘を、そして老人や病気に苦しむ人たちに勇気を与えていたはずだ。

癌が転移したとなると、事態は予断を許さない。
しかし本人は、「(リンパ節なら)骨への転移よりまし」と、気丈に振舞っているようだ。
何とかもう一度、あの肘が曲がったままの独特のフォームを見てみたい。

我ら中高年の星、杉原輝雄、頑張れ!
(という事で、今日からブログタイトルを「杉原輝雄プロがトーナメントに復帰できますように!」に変更」)