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韓国ではホンマのアイアンが超ステイタス!

最近韓国に行く機会が増えた。
羽田から金浦空港までだけでなく、両国で空港から都心までも近いので大変便利だが、飛行機の中で落ちついて映画を見られないのが難点。
前回も、最後の最後で見ていた映画が時間切れになり、イライラしながら帰りの飛行機便を待つことになってしまった。

ところで、韓国行きの飛行機では、他ではほとんどお目にかからない、と言うか、正確にはお耳にかからない機内放送が必ず流される。
ゴルフクラブには土が付着している可能性がありますので、入国に際して必ず申告してください。」

最初は気にも留めなかったが、よくよく考えたら「クラブの土ごときを心配するのなら、ジャァ、靴には土が付いていないのか」と言いたくなり、どうやらウラがあるに違いないと思い至った次第。
さっそく韓国の知人に聞いたところ、韓国では海外のクラブは貴重品なので、必ず課税してしまうとの事。
とりわけ、ホンマのアイアンを持ち込むと大変らしい。

僕は、過去に一度だけ韓国のロッテが経営するゴルフコースでプレイしたことがある。
秋も深まった時期にもかかわらず午後一番のスタートにも驚いたが、韓国ではゴルフコースが絶対的に不足なので、日本の二毛作のように午前と午後のスタート組がいるのは当たり前らしい。
その時に、ホンマアイアンを使う韓国人が何と多い事には、もっと驚いた。
前と後ろの組合計八人のうち、何と六人がホンマを使用していた。
キャディは区別するのが大変だろうと思ったものだ。

同伴の現地商社マンに聞くと、「とにかくほとんどの韓国人はホンマこそ世界一のアイアンと思い込んでいる」との事で、ホンマアイアンを使う事こそステイタスの表れらしい。
その結果、需給関係からホンマアイアンは相当高価で売買されている。
日本では、ホンマクラブは倒産前には大バーゲンをやっていたほどなので、もちろん安いクラブではないが、昔ほどの高値感はなくなっている。
そんな日本人がホンマを持ち込むと、韓国でひと儲けを企んでいるのと疑われる羽目になる。
税関が毎回、ゴルフクラブをチェックするのは、そのような韓国ゴルフ事情があるに違いない。

日本人も韓国人も、ゴルフ大好き連中が多い。
ただ、ホンマアイアンに熱中する日本人は、プロ選手も含めて韓国に比べるとそんなには多くないような気がする。