インフルエンザが大流行だ。
予防策として、昔から言われているうがいと手洗い、そしてマスク着用が効果的と言われてきた。
我が社でも「お休み」社員が増えている。
そしてついに僕の横に座っている同僚がダウン、二日間会社を休んでしまった。
なんでも、悪寒がして熱を測ったら３８度もあり、動けなくなってしまったらしい。
やっと回復したとの事で、出社した彼は頑丈なマスクで完全武装。
彼曰く、
「このマスクは最新式のもので、たとえ咳をしても外部に病原菌が飛び散るのを９９％カットすることができる代物」
そういえば、会社でそんなマスクを斡旋販売していた。
当方、捻くれ者なので、「そんなに完璧なものなら、せっかく吐き出した病原菌がまたまた戻ってしまうではないか。むしろマスクなど着用せずに思い切って病原菌をまき散らした方が、治りが早いのでは」と忠告しておいた。
冗談はさておき、最近電車内でも街角でもマスク着用者が異常に多い。
全員が風邪にかかっているとすれば、今年の流行は異常だ。
たかが風邪と軽く見ていると、下手すれば命とりにもなりかねない。
いまだ完全な治療法がなく、ひたすら安静にして体力回復を待つしかない。
昔は、たまご酒を飲んで寝ているのが一番だった。
子供のころは、風邪をひくと無性に甘いたまご酒を飲むのが楽しみだった記憶がある。
勤め人になったら、風邪は仕事の大敵なので早く治す方法を考えざるを得ない。
僕の場合、「ジキニン小児用アンプル」を一本飲んで一晩寝れば、たいていの風邪はすぐに治った。
年を取ったら、なかなか風邪をひかない。
これは別に健康なのではなく、頭も体もボケてきた所為らしい。
ボケた体は、外気温の変化を敏感に感じることが出来ず、風邪をひく事もなくなると聞いた。
もう一度しっかり風邪をひいて、「申し訳ないけど会社を休みます」と言いたいものだが、妙に元気な毎日が続いている。
