昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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野球は教育上よくない?

関西地区に、有名なカソリック系の坊ちゃん高校がある。
今はどうだか知らないが、はるか50年ほど前にはここには野球部がなかった。らしい。
その高校を卒業した僕の先輩から聞いた話だが、理由は「野球は教育上よろしくないから」との事。
牧師様の校長先生は、生徒達が何度陳情しても断じて野球部を認めなかったらしい。

「盗塁があるなんてスポーツではない」との教育方針らしい。
確かに盗塁は、キョロキョロと投手の隙を見計らい、文字通り塁を盗む行為であり、泥棒の行為を連想させる。
英語でもStealであり、これもまた「盗む」や「盗み取る」事である。

スポーツなのだから、駆け引きや敵の裏をかくのは常套手段だが、野球の場合は正々堂々とは言えない行為も勝つためには許されている。
また、投手がなかなか投げずに打者を焦らす事も、一種の投球術とみられる。
隠し玉もある。
審判がファールボールをホームランと間違えても、打者が正直に訂正申告した例はない。
アウト、セーフの誤審もしかりで、不利になった方はひとしきり文句を言うが、有利になった方は知らん顔を決め込む。
また、本来抗議する資格のない選手でも平気で審判に文句を言う。
場合によっては、審判に悪態をつく選手や監督まで現れる。

かの「純真な高校球児」のイメージを植え付けている高校野球においても、野球部員の一部(もしくは大部分)は、その高校で有名な不良集団でもあり、甲子園で見せるハキハキした態度とは裏腹な実態もある。
でなければ、プロ野球に入った途端、あれほど傲慢なプレイヤーに変われるはずがない。

野球はアメリカ、中南米、日本、韓国、台湾では一番人気があるスポーツだが、サッカーに比べるとかなり広いスペースが必要だ。
少なくとも、グローバルに人気の出るスポーツではないような気がする。