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日馬富士が大相撲夏場所で初優勝!!!

日馬富士の初優勝、誠におめでとうございます。
優勝インタビュー、両親、親方と女将さん、ファンへの感謝も清々しくて好印象!
両親を「チチ、ハハ」と表現するとは、最近の平気で「おとうさん、おかあさん」と言ってしまう日本人若者よりも言葉の使い方が正しかったのでは。
双葉山の全盛時代(と言っても実際に見たことはないが)を彷彿とさせる充実横綱白鵬を、優勝決定戦で見事に負かしたのだから、現在の実力は間違いなく二番手以上だろう。
負けた白鵬も、琴欧州に油断負けだけだから、十分に強い横綱の責任を果たした。
朝青龍はソロソロ限界だろう。
左肘のけがも慢性化したようだし、何よりもギラギラした強さがなくなった。
この場所も何度か大技を仕掛けたが、そのたびに体制が悪くなり苦戦している。

来場所以降は、白鵬日馬富士の二人が土俵の主役で、後に続くもの無し状態だろう。
わずかに稀勢の里が12勝を挙げ面目を保ったが、これも前頭4枚目での成績。
彼は三役に上がった途端、気負い過ぎで自滅を繰り返すので、全く安心できない。
いつもの事ながら今場所もまた、大関陣の不甲斐なさは目を覆うばかりだった。
魁皇琴光喜千代大海は揃って8勝7敗。
千代大海は千秋楽で、不調の把瑠都に勝ってやっと勝ち越しで、まるで自慢にもならえないカド番脱出の新記録達成。
琴光喜も、勝ち越した後の終盤五連敗の魁皇を破ってヤットコサ勝ち越し。
魁皇は二人の大関を救った事になり、あまりに出来過ぎ。
琴欧州だけは、白鵬を破った殊勲はあるものの、結果は9勝6敗。
花相撲も真っ青の出来レースにしか見えない。

日本人期待の豪栄道栃煌山も負け越し。
今のところ、日本人の相撲取りはよくて関脇止まりの力士ばかり。
将来性を感じさせたのは唯一小結鶴竜だけだが、これまたモンゴリアン相撲取りなので、このままでは大関まで日本人相撲取りがゼロになる日も近い。
これで「国技でございます」と言えるのだろうか?

ところで、悪役ナンバーワンで、日本中の嫌われ者朝青龍の衰えが寂しい。
かなりの期間、一人横綱で相撲界を背負っていたのに、白鵬横綱になった途端お役御免とばかりのバッシングでは、朝青龍ならずとも頭にくるだろう。
しかし、勝負の世界は勝てば官軍。
彼が復活するには、実力ナンバーワンの地位を自力で奪回するしかない。
未だ30歳にもなっていない。
老け込むには早いと思うが、気力が続かないのではと、朝青龍のファンとしては心配している。