昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「リンスインシャンプー」って嫌だなァ

今週、大阪は京橋のビジネスホテルに宿泊した。
宿泊料金が中の下程度だから、高級なサービス設備が整っているわけではない。
マァわずか一泊、時間にして10時間程度の滞在だけなので贅沢な必要もないので、テレビでも見ながら時間をつぶした。

しかしこんな安ホテルでも、感心な事に風呂場に必須の備品としてシャンプーとリンスが別々においてあった。
最近ではほとんどの風呂場においてあるのはリンスインシャンプータイプなので、別々のボトルが置いてあるだけで感激してしまう。

本来、シャンプーとリンスは役割が違い、当然ながら成分が違う。
その昔、シェアナンバーワン天下の花王の社員から、この「二つを一緒にセットするのは水と油を一緒に売るようなものだ」と聞いた事がある。
彼は「リンスインタイプのシャンプーは邪道だ」とまで言い切っていた。
この業界の専門家なので嘘は言わないと思うし、また敢えて自社製品のマイナス要素を明かすわけだから、素人の当方はかなりの説得力を感じていた。
我がホームコースの風呂場も、ご多分に漏れずリンスインタイプが備えられている。
洗髪時は、我が家に比べても大目の量を使うのだが、気のせいか汚れが落ちにくいように思われる。

いつの頃からリンスインタイプのシャンプーが売り出されたのだろう。
当方には、大よそ二十年ほど前「省資源」が騒がれた頃に、ボトルが半分になるとのメリットから、どこからの洗剤屋さんが売り出したような記憶があるが、定かではない。
業務用としてサービスで置かれているものではリンスインタイプが圧倒的に主力だが、こんな所は、綺麗に汚れが落ちる事よりも、むしろコストダウンが優先されるのだろう。
一方、我が家も含め、一般の各家庭では相変わらず別々タイプの方が売れているようだ。

今回の安ビジネスホテルは、シャンプー、リンスに加え、液体洗剤まで備えられていた。
まるで小市民にとっては、こんな小さな事でも幸せ感を感じてしまう。