昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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会社の後輩が死んだ

今週火曜日、出社すると仕事仲間が寄ってきた。
「○○が今朝死んだ」
「何でぇ?」
「分からない。昨夜、会社の歓送迎会で酒を飲んで帰宅、胃が痛いと寝込んだまま朝には死んでいた」

彼は僕よりも、年齢で二歳、年次では三年若い。
少々頑固者だったが、気骨があり、何よりも随分と長く一緒に仕事をしてきた仲間だ。
最近は、別々の会社になってしまったが、信頼できるオトコだった。

通夜には行けなかったので、告別式に参列した。
既に引退したOBや先輩も弔問に来てくれるので、さながら昔の仕事仲間の同窓会のようだった。

社内結婚の奥さんが、「今の世の中で、58歳で死ぬのは若すぎます。私はあと20年は生きてほしかった」と、絞り出すように挨拶した。
また、故人にそっくりの親父さんも、家族と一緒に焼香していた。
故人や関係者の無念さが伝わり、当方も思わずこみあげて来る物がある。

家族を残して死んだり、親よりも先に死ぬのは最悪の親不孝だ!
馬鹿者め!
一番辛かったのは本人だろうが、僕は、焼香の時に心の中で故人に大いに文句を言った。

もう何人も、僕の後輩が僕よりも先に逝去している。
その度に、何とも言いようのない悔しさと悲しさに襲われる。
平均寿命を超えたら文句は言わないが、それまでは物事には順番というものがある。
先にくたばる事は絶対に許さん!
僕自身も、先輩よりも先には死なない積りだ。
それが、後輩たるものの最低限の礼儀だ。

それにしても、葬式は陰々滅滅とした気分になる。
元気でさえいれば、まだまだ活躍の場面がたくさんあったはずのヤツなので、誠に無念!