昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

便利な生活って?!

今やウォシュレット無しでは生きていけない。
当方、痔疾症状はないのだが、1985年以来ウォシュレットのお世話になり続けている。
子供達は、物心ついて以来なので、ウォシュレットがないとトイレを必死に我慢してしまう。
それほどウォシュレット様々な生活が定着している。
2003年、ある会社とJVを組む事になり出向した。
日本中誰もが知っている大会社だが、ケチケチ精神で有名なその会社の本社ビルにはウォシュレットがなかった。
当方、「ウォシュレットがないのは人権問題」と凄み、JV会社のある階にウォシュレットを取り付ける事に成功した。
ところが、せっかくのウォシュレットトイレはいつも「使用中」。
いくら何でもおかしいと調べると、他の階の連中がわざわざ用足しに集まってきていた。

我が家を新築した時、当たり前にトイレはウォシュレットにしたが、十年以上たつと故障が多くなる。
風呂以上に必要不可欠な場所なので、代りにナショナルの便座を購入したのだが、これが大失敗。
小用を足す時、蓋が止まらず降りてくるので大慌て状況が続き「やはり有名ブランドのメーカー品じゃなきゃ」って事になり、TOTO製に取り換えた。

今回の便座は、トイレに行くと自動的に蓋が開く。
流石に自動的に蓋が閉まるまでの機能は付いていないが、もう少し高級品になると既にそのような機能が付いているらしい。
これに慣れると、他の場所でトイレに入った時、蓋が開くまで待ってしまう。
便利な生活を追求し続けると、ドンドン人間が怠惰になっていく。
その内、親切に喋るトイレまで発売されるのではないだろうか?
加藤茶の声色で、「お尻拭いたか?」「手あらったか?」バッバッバッババンバンバン!!

一説では、ウォシュレットはあまりにお尻をきれいにしてしまうので、細菌が住みつかず、人間の抵抗力がだんだん弱まってしまうらしい。
便利できれいな生活は、そのようなリスクの裏返しだ。
人間はある程度細菌と共存共栄する事で、ある種の細菌が猖獗を極める事を防いできた。

しかし今や巷には、抗菌グッズが溢れている。
豚インフルエンザ騒ぎの時には、各会社の入り口には消毒液が置かれ、訪問客に手の消毒を強制していた。
果ては、風呂に入る時にまで抗菌製品など不要のはずだが、抗菌風呂椅子や抗菌洗面器まである。
ここまできれい好きになると、間違いなくやり過ぎ!
と言うものの、トイレだけはウォシュレットが有り難い。