バリバリの年寄りなので、朝が早い。
特に休みの日は午前4時には間違いなく起き出す。
だから世界陸上を夜ッピイテ放送していると、退屈凌ぎになり大いに助かる。
ボルトの金メダルもライブで見た！
大した自慢でもないが、それでも朝のニュースで見た人に比べると達成感が違う。
今年の織田裕二はおとなしい。
どうしたんだろう？
いつもの弾けたような大騒ぎ実況は鼻につくが、おとなしいと織田らしくなくてつまらない。
ところで、日本チーム。
世界レベルに到達している選手なんてほとんどいない。
男子マラソンの佐藤敦之なんか、ゴールした途端破顔一笑、「ヤッタ！」と大絶叫、国旗を背負ったパフォーマンスランまで見せたが、実は６位入賞まで。
今朝の男子４００ｍリレーは４位だったが、これは大健闘。
ただ上位三チームがバトンを落とさない限り、メダル獲得は無理。
ＴＢＳは実況放送で必死に盛り上げるが、先だって行われた世界水泳に比べても、世界との実力差ははっきりしている。
短距離走なんかは、百年待っても金メダルは無理だろう。
また投擲やジャンプも極々特定の人を除けば対等に戦えず、予選突破が目標みたいな低レベル状況がバレテしまう。
稀にメダルを獲得する選手も出てくるが、そうなると毎回毎回その選手だけが期待の星となる。
今年は欠場だったが、ハンマー投げの室伏なんかその典型。
彼以外に世界的レベルの選手がいないので仕方ないが、本人も長年に亘って日の丸を背負い続けるのは辛かろう。
単純な運動能力や肉体勝負で、日本選手が世界に伍して戦うのは極めて難しい。
今回は残りの女子マラソンが最後の砦だが、昔の高橋Ｑチャンや野口のような華のある選手がいないので、金メダルは厳しいのかな。
冷静に考えれば、これだけの選手団をドイツまで送り込むにはかなりの税金を投入しているはずだ。
ＴＢＳだけはまるで能天気に、スポットコマーシャルでいかにも世界に通用するかのように騒ぎ立てるが、その中で最初から到底メダル獲得は無理な競技が多い事もはっきりしている。
日本代表になる為には、一定程度の基準以上の記録が必要なのだが、それをもっと高くして、まるで世界レベルに到達していない場合は選手派遣をやめればいい。
世界のトップクラスの戦いは、それだけで充分に見る価値がある。
日本人選手が、その中で競ってくれれば更に関心が高くなるが、「日本ヤッタ～！」の大絶叫の結果が「初めての決勝進出」では寂しい事この上ない。
