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貴乃花立候補への内館牧子、やくみつるのコメントは?

貴乃花親方が、しきたりを破って日本相撲協会理事選に立候補する。
これで8年ぶりに、投票によって理事が決まる。
こんな当たり前の事が、日本相撲協会では行われてこなかった。
理事は、実質的に各一門に枠が割り当てられており、各一門もほぼ年功序列の互選で決まっていたので、無投票の無風選挙が続いていた。

こんな馴れ合い社会が、日本相撲協会の実態だ。
会社でいえば取締役を談合で決めているのだから、誰がどんなに改革を唱っても絶対に実効が上がりっこない。
そしてこれこそ、やくみつる内館牧子が力説していた「守るべき日本の伝統文化」のなれの果ての姿だ。

貴乃花親方は、改革派の旗手らしい。
若手親方衆に待望論があるとの事。
一方、所属していた二所ノ関一門からの支持はなく、むしろ一門離脱を催促される始末。
守旧派から見ると「若輩者のくせに、順番を無視した跳ね上がり」との見方だろう。
貴乃花親方が、そんな一門を離脱、敢然と理事選に打って出たその意気たるや大いに良し!だ。

朝青龍の素行を猛烈に非難、「大相撲の伝統を守れ」と力みかえってきた内館、やく、杉山達から理事選挙に関わる相撲協会の談合体質への批判的意見を聞いた事がない。
こんな事は、彼らの誰もが知っていたはずなのに、朝青龍に対しては口をきわめて文句を言っても、こちらにはまるで知らぬ顔の半兵衛を決め込んできた。
何故なら、八百長や談合は、大相撲に根付いている日本の伝統文化そのものであり、これを否定するなら、大相撲の体質そのものを改革するしかないからだ。

やく、内舘ら、多くの評論家は、朝青龍を日本古来の相撲道否定者と非難してきた。
しかし相撲道の裏側は、日本相撲協会の醜いまで談合によって経営されていた事になる。
相撲は日本の美徳を体現しているみたいに言われたが、実は犯罪と紙一重の経営実態だった。
彼らが守ろうとしていたのは、朝青龍が無意識に否定してきた旧態依然とした相撲協会の体質そのものだ。

貴乃花親方の英断を支持しなければ、日本相撲協会の未来はない。
しかし貴乃花親方が理事になれば、従来の様々ななれ合い経営は難しくなる。
やくみつる内館牧子は、今こそ日本相撲協会を痛烈に批判すべきだ。