昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ガン保険で一儲け

知人が胃癌になった。
http://blogs.yahoo.co.jp/saraam_s/60543024.html
その後日談。

早期発見だったらしいが、それでも手術は七時間。
胃の三分の二を摘出する大手術だった。
健康診断で初めて人間ドッグを受診、いきなり胃癌が見つかった由。
医者の説明では、癌細胞が患部に着床後二年間ほどは経過していたらしく、後一年遅れていたらもっと深刻な事態だったとの事。
術後の彼は、「ラッキーだった!」と繰り返していた。

ある年齢に達すると様々な病気を発症するものだが、中でも癌は厄介だ。
一昔前なら、癌=死亡の方程式があり、告知する事が稀有だったのだが、最近では特に胃癌に関しては、ほとんど全部直接患者に説明するようだ。
しかし昔のイメージが強すぎる為か、誰もが癌に対しては強い恐怖心を持っている。
その為か、今回の知人も癌保険には加入していた。
そして大手術の後一週間ほど入院した結果、何と保険の支給額が治療費を上回ったらしい。
所謂焼け太り状態なので、「保険の元を取るには癌になるに限る」と、妙なアドバイスを貰った。

当方も、病気になるとすれば癌の確率が極めて高い。
実は両親共に、脳腫瘍が遠因で死んでいるので、癌は他人事ではない。
その為、若い頃からセッセと癌保険に加入してきた。
今や、「保険会社からこれ以上の加入はお断り」と増枠を拒否されているほどだ。
当然、今まで30年間に亘ってかなりの保険金を払い続けている。
「取らぬ狸の皮算用」ではないが、万一癌になればかなりの保険金額が支給されるはずだ。

という事で、「病気になるなら癌!」に決定。
但し、死んでしまったら元も子もないので、出来るだけ軽い癌になりたいものだ。

似たようなのが、ホールインワン保険。
これは更に長く、もう40年近く払い続けているが、未だにまるで実績はなし。
こちらは癌保険と違って、命懸けでもないし、手術の必要もない。
達成できれば大変目出度いし、保険金でドンチャン騒ぎも出来る。
「結構毛だらけ」なのに、最近ではいくら力んでもカップの近くにすら行かない。

今年を保険金回収年と位置づけ、癌はともかくホールインワンを祈願してみよう。