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貴乃花理事選立候補が心配になってきた

当方、当初は「貴乃花頑張れ!!!」で盛り上がっていた。
出馬に対して、誰よりも先駆けて大応援歌を歌った積りだった。
旧態依然とした相撲協会改革派の一番手。
若手の人望も厚い。
改革案を胸に秘め、満を持しての立候補。
既に入念な票読みの結果、当選間違いなし。

と思っていたのだが、どうも様子がおかしい。
仲間6人は二所ノ関一門から破門。
ひょっとして貴乃花は、無謀な博打に打って出たのではないだろうか?
そんな危惧を持ち始めている。
と言うのは、単に実は当選が覚束なそうだとの理由だけではない。
貴乃花は、「もう二年待てば間違いなく理事になれた」との見込みを聞いたからだ。
このコメンテーターは、「腐った教会を建て直す為には、たった二年間を待てない程の危機感で立候補」と、貴乃花に好意的な見方だった。
しかし、では首尾よく当選できたとして、貴乃花はこの二年間でどんな改革が出来るのか?
その点は、まるで明らかではない。
理事になるのは、会社で言えば取締役になる程度だろう。
しかし相撲協会では当然ながら理事長が最高責任者であり、また重役に相当する何とか委員長なども相当数存在し、単なる理事では経営の一翼を担うに過ぎない。
早い話が、理事長が「こうだ」と言えば、理事一人が「ハンタァ~イ!」と言っても何一つ変るものではない
マァ議事録に、「反対が一人いた」と書かれてチョン程度の効果はあるかもしれかないが。

「我々7人の精神」とは一体何なのか?
「勝算は考えていない。考え方をしっかり」たって、何のことやら分からない。
貴乃花が本当に相撲協会改革を考えているのなら、先ず自分の改革ビジョンを発表し、それが今の協会とどう違うのかを説明しなければならない。
その上で、同志を募り、協会の支持者を増やし、堂々と多数決で主流派となるべきなのだ。
その準備が出来ていなければ、今回の理事選挙への立候補は単なるドンキホーテになってしまう。

平成の名横綱と称される貴乃花なので、努々準備に怠りない事とは思うが、こんな大事な時期にテレビコマーシャルで嫁さんに「弟子が見ています」と諭される馬鹿な役を演じている様を見ると、「この人、目立ちたい一心で立候補したのでは?」との不安がよぎる。
八百長裁判で証言が噂され、喧嘩別れしたはずのオッカサンまでがシャシャリ出て応援しているとなると、貴乃花相撲協会の看板を背負うのは、どうも無理かも……
最近は、そんな不安感で一杯になってしまった。