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「セルジオ越前」の対デンマーク作戦!

いよいよ、運命のデンマーク戦
最初にお断りしておくが、僕は決してサッカー日本代表が嫌いな訳ではない。
むしろ、人様並みか、人様以上に予選突破を期待している。
ただ、日本中がまるで浮かれたように、あるいは憑かれたようにワールドカップ予選の日本代表を礼賛している事に、強い違和感を持っている。

確かにカメルーンには勝った。
しかし一点を取って守備を固めれば、往々にしてサッカーでは番狂わせが起こる、その典型的な試合で、ボール支配率は劣っていた。
二戦目、世界ランク4位のオランダ戦。
0-1での敗戦に、マスコミを挙げて「大善戦」の賞賛や、あるいは「ひょっとしたら勝てた」みたいな調子の良いコメントのオンパレード。
日本が外したシュートが続けざまに放送されると、確かに「惜しかったなぁ」とは思いたくなるが、それはオランダにも同じ事。
要は、決まったゴールはオランダの一点だけだったのが厳然とした事実であり、良くて引分けが精一杯、勝つ事は考えられない試合だった。

一番の問題は、次のデンマーク戦で予選突破が出来るかだが、実は悪い予感がする。
日本は、またも点を取れないのではないか。
この時に必要なのは、彼我の力関係の冷静な分析と、一番有効な作戦立案のはずなのに、評論家連中やマスコミは、「デンマークは強くない」と、日本の予選突破を楽観的に論じている。
まるで太平洋戦争で「アメリカなど恐れるに足らず」と戦争に突入、後は「日本勝った!」を連呼する事で、現実から目を離し続けた大本営発表と同じだ。

そもそも比較的ライバルに恵まれたアジア地区での日本の予選突破だって、当たり前になってきたのは極々最近の事。
世界のサッカー先進諸国に比べると、伝統も少ない。
そんなサッカー発展途上国日本では、ひたすら根拠のない楽観論で、取り敢えずは国民の士気を向上させておけば視聴率は上がるし、新聞は売れる。
しかしそれでは、いつまでも発展途上国からの脱却はない。

先ずは馬鹿騒ぎをやめ、冷静にワールドカップを見よう。
軽佻浮薄な評論家連中の無責任勝利予想に背を向けよう。
幸いにして、今回は引分けでも予選突破ができる。
「攻撃しないと引き分けもない」等の迷信には惑わされない。
過去二試合でたった一点しか取れない、日本の攻撃陣を当てにする事はやめよう。
如何に点を取られないかだけに焦点を当て全員DF、ゴール前でひたすら防衛に徹し、0-0の引分け作戦に徹しよう!

以上、四年に一度の俄サッカー評論家、「セルジオ越前」が、寝不足の頭で考え抜いた作戦でございます。