昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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自称「世界一の兵」の自慢話

世の中には「先に言った者勝ち」な事がたくさんある。

かなり前に読んだ文芸春秋巻頭所感の欄に、「ワタシの技術は世界一」と自慢している人がいた。
誰だったかも忘れたが、何でも彼は便器に張り付いている陰毛を、自ら用を足しながら見事に洗い流す技術の持ち主らしい。
そしてこれに関しては、「これほど見事に洗い流す特殊技術は他の誰にも追随を許さず、間違いなく世界一だ」と自慢していた。

男子たるもの、一度や二度は経験のある作業だろう。
終ったあと、何となく爽快感と達成感がある。
しかし世界中探したって、こんな技術のコンテストがあるわけではない。
それを「世界一」と称するのは、間違いなく早い者勝ちだ。

偶に高級クラブでは、大量の氷片が入った便器を見かけることがある。
友人の一人は、「自分は、用を足し終えるまでに、全ての氷を溶かす事が出来る」と自慢する。
ホラとしか思えないが、まさかそのシーンを目撃する為にトイレについていく気にもなれない。
と言う事で、これまた実証不可能。
先に言った者勝ちとなる。

「おならの音を途中で消す事が出来る」と自称する兵もいた。
これも、どこから始まりどこが終わりなのかは、他人には絶対に分からない。
「誰にも真似できない特殊能力」と言われても反論できない。

世の中、アイデア一つで大金持ちになった人達も沢山存在する。
学校の成績が悪くても、走る事が速かったり、歌が上手かったりすると、その才能だけで充分に金持ちになる事が出来る。
コンピューターお宅だったマイクロソフトビル・ゲイツ、陸上のフサイン・ボルト、その他人気が出たゲーノージン達などは、その典型。

それに比べると、上記の能力は全く金儲けの道具にはならない。
しかし、それでも少数の取り巻き連中からは間違いなく尊敬されるだろう。
まさに「先に言った者勝ち!」