昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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早慶戦って大ニュースなの?

11月3日、我がホームコースの月例。
成績は不甲斐なかったが、原因ははっきりしている。
先ずドライバーでミスしたホールは、必ず大叩きした。
そこで、ドライバーを安定させる事が急務で、これさえ良化すれば復活は近い。
次にアイアンの調子が悪い。
ほとんどのボールが、力なく右に飛ぶ。
昔の力強いドローボールの感覚を取り戻す事が必要だが、これが直ればスコアはぐんと良くなる
パターも、締りがない。
1. 5mの、いわゆる入れ頃、外し頃の距離を、悉く外す。
これは気の持ち方しだいなので、自信さえ回復すれば一挙にパター上手になれる。
マァ悪い部分は自覚しているので、その三箇所さえ直せば見違えるほどいいゴルフが出来るに違いない。
と、表面的には強がりながら、実は傷心のラウンドだった。

実はゴルフの最中、同伴の一人は気が気ではない様子。
聞けば、「午後1時から運命の早慶戦がある」とか、「今日は斉藤佑樹が投げる」とか、矢鱈と興奮している。
こっちとら、そんなのどうでもいい事なので、ラウンド中、適当に相槌を打っていた。
帰宅後、不出来ゴルフを反省しながら日本シリーズを観戦すると、延長戦に突入。
これまた、どっちが勝っても感激も悲嘆もない。
ここで、アメリカ選挙で民主党が苦戦していた事を思い出し、午後9時NHKニュースを見る。
そのトップニュース、早稲田の斉藤投手以下、全選手がピッチャーに走りよっているシーンが映し出された。
その後は延々と、早慶戦の模様が放送される。

オイオイ、チョット待ってよ、アメリカの選挙結果は、日本経済に直結する大問題なんですよ。
早稲田、慶応大学の出身者は気が気ではなかったかも知れないが、世間一般ではアメリカの選挙結果よりも早慶戦の勝ち負けが重要って事はないでしょう。
挙句は、斉藤佑樹が「斉藤は何かを持っていると言われてきたが、今日それが何かが分かった。仲間だ」と、聞いているほうが気恥ずかしくなる、歯の浮くような決め台詞まで放送される。
あんな台詞、酒も飲まずによくも言えたものだ。

これで好感度抜群にアップかもしれないが、ゴルフで打ちのめされ不機嫌モードのオジサンは、「チェッしゃらくさい、何を青臭い事言ってやがる。聞いてられないよ」と、悪態をつきたくなってしまう。
しかし、ゴルフのハニカミも野球のハンカチも、あの若さであれほどの如才のない世間受け発言が出来るなんて、ロートル企業戦士も少しは見習って上司へのゴマスリ発言を磨く必要があるのかもしれない。

それにしても、早慶戦って、NHKのトップニュースに成る程大事なものなのかナァ。