昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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我ながら小市民!

性格に余裕がない所為か、生来のセッカチ気質が災いするのか、変な所に拘る癖がある。

偶々の偶然だが、今スイカの残金が2000円ちょうど。
全く意味はないが、何となく気持ちがいいものだ。

イカで文庫本を買ったら、589円だった為、長らく残金の最後の桁に1円が表示されてしまった。
トイレで切れが悪いような、
喉に痰が絡んだような、
妙に気がかりの1円だった。

次にやはりスイカで本を買った時、今度は区切り良く2040円だったので、追加の小銭9円を支払ってスッキリした残金にした。
以来、スイカでは10円単位の買い物しかしない。

小銭入れに1円玉があるのも、愉快ではない。
コンビニでは、所持している1円玉がちょうどなくなるように、計算しながら買い物をする。
値札が、消費税込みで表示されるようになったので大助かりだ。

まるで宗教心がない割には、縁起も担ぐ方だ。
ゴルフの出来が良いと、その時のボールと同じメーカーの物を使いたがる。

職場では、「我々は変わらなければならない」等と能書きを垂れているが、どうも本来は保守的な性格のようで、私生活では変化を嫌う。
朝起き出す時間も決まっているし、通勤の電車は、いつも同じ車両に乗り、ほとんど同じ位置に座る。
物を片付けるのは大の苦手で、あちらこちらを散らかしまわっているが、本を買うと、最初に汚れ防止のカバーをかける。

何より、家庭と仕事を一番大事に思い、堅実そのものに生きてきて、浮いた噂にも大向こうを唸らせるような派手な立ち回りにも、全く縁がなかった。
若い頃は、「頑迷固陋な年寄りこそ諸悪の根源」等と思っていたが、自分が年寄りになると「最近の若い奴等なんかに任したら大変」と変節している。

我ながら、将に小市民!