昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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雪やコンコ

二月の大事な三連休が、雪でパー。
ここはゴルフを計画していたので、見込み違いでがっかりだ。

犬は喜び庭駆けまわる
猫は炬燵で丸くなる

唱歌でも歌われたが、若い頃はまさに犬の心境で、雪が降ると嬉しかった。
南国で生まれ育ったので、雪が珍しかったからだろう。
新入社員の頃、会社で新製品開発のアイディアが募集された事がある。
同期の一人が「雪下ろしフィルム」を提案した。
「雪国の人にとって雪下ろしは重労働。屋根にフィルムを敷き、雪が積もればエイッ!と引っ張り下ろせば負担が大幅に軽減される」との能書きだったが、これなど雪を知らない人間の典型。
偉そうな事を言えたものじゃないのは当方も同様で、雪が重いとの実感は全くなかった。

ゴルフ場の場合、雪が降ると再開までに時間がかかる。
今回の雪は、予報程大袈裟な物ではなく、金曜日の数時間だけ降った程度だった。
我が家の庭先の雪は、土曜日にはほとんど溶けてしまった。
そこで一応ゴルフ場に赴いてみたが、残念ながらフェアウェイには大量の雪が残っていた。
今年になって、降雪の所為で月例は連続中止。
前回は数日間のクローズだったが、今度の雪は果たしていつになったら解けて、プレイが可能になるのだろう。

首都圏に住むと、雪は生活の大敵だ。
買い物にも通勤にも困ってしまう。
今では、雪の天気予報が出るだけで、憂鬱になってしまう。
仕事の関係で多くの雪国の人達とも知り合ったが、彼らは白くきれいな雪のイメージではなく、「白い悪魔」と表現する程に憎悪していた。
確かに、数ヶ月間雪に埋もれた生活をすると、単に不自由だけでなく、命の危険すら感じるものらしい。

雪は、人生観にも影響を与える。
雪に耐える事で、自然と我慢強くなる事を覚えるのだろう。
昔から強い相撲取りに雪国出身者が多かったのは、決して偶然ではない。
雪は、愛でる物ではなさそうだ。
雪対策で巨額のコストを強いられる雪国の人達を思えば、ゴルフくらいで不満を垂れているなど贅沢か。