昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

男のダンディズム!

過日、入院した二日目、シャワータイムがあった。
夕方、看護婦が「○○さん、シャワーの時間です」と呼びに来る。
てっきり体も洗ってくれるのかと思いきや、案内だけ。
「着替えはここに置いて、終わったら声をかけてください」と言い残して、立ち去ろうとする。
「そこに置いているのが下着です」と言ったら、「エッこれはパジャマじゃないんですか?」だって。
「いえいえ、それこそが私メの下着なのです。」
すると、「随分とオシャレな下着ですね」と、歯の浮くような台詞を吐く。
ところが、お世辞と分かっていても、結構嬉しいものだ。
女性が、ブランド物の下着に拘る気持ちが、分かるような気がした。

実は当方、結構汗かきなのだ。
夏場のゴルフでは汗だらけになり、ズボンがお漏らしでもしたかのようにビッショリと濡れてしまう。
余りに無様なので、ゴルフの時だけはステテコを着用していた。
ところが、風呂場でこの恰好を見た後輩に「ステテコなんて、オジン!」と非難された。
続いて、「会社での厳格なイメージが壊れるのでやめた方が」と注意されてしまった。
「いやぁ、汗でズボンが駄目になってしまうので」と、一所懸命に言い訳するが、若者どもは全く理解してくれない。
ステテコ=オジンの固定観念を打破するのは大変だ。

元々、そんな個人的な事で文句を言われる筋合いではないが、と言ってステテコに拘る必要もない。
そこで高島屋デパートまで出かけ、ステテコに代わるものを探し当てた。
それが今回看護婦に褒められた、カラーのロングパンツだ。
しかもJPRESSのブランド物。
価格はソコソコに高いが、デザインも豊富。
今や夏冬を問わず、この下着の愛用者となっている。

ズボンの下のオシャレや拘りについては、ほとんどの人が知らない。
しかし「見えない部分を着飾るのが、真の男のダンディズムさ!」と、心が少し豊かになる。