昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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今宵はナデシコを応援しよう!

日本男児は実に情けない。
ゴルフの全英オープンは、次々と枕を並べて討ち死に。
期待の石川遼も、予選突破が難しくなると、緊張の糸が切れたようにズルズル後退。
唯一予選突破した池田勇太も、三日目のムービングサタディでスコアを崩す。
会場のイングランド、ロイヤルセントジョージズGCなんて、日本だったら誰も行きたがらないだろう。
よく言えば自然を生かした、悪く言えば手入れが全く行き届いていない、無茶苦茶に難しいコースだ。
しかしあんな所でも、しっかりとアンダーパーを出す選手が6人もいる。
エース格の石川遼がまるで通用しなかった所を見ると、残念ながら日本選手がメジャーをとるまでには、未だかなりの時間が必要だなァ。
よって、全英オープンの決勝ラウンド最終目には興味なし。

一方の女子サッカーワールドカップは、今宵(と言うよりも明朝早く)運命の決勝戦だ。
相手は世界ナンバーワンのアメリカ。
日本は未だ一度も、対戦相手のアメリカに勝っていない。
しかも平均身長で、10cm以上のハンディキャップがある。
アメリカの2トップは、世界でも一位、二位を争う超有力選手。
どう考えても、我がナデシコは不利だろう。

ところがこの間、日本でテレビを見ていると、アメリカ優勝を予想したサッカー評論家は一人としていない。
全員が、2-1とか、3-2で、ナデシコが勝つと言う。
またタコや、象まで駆り出して、予想では日本勝利と騒いでいる。
これは身贔屓が過ぎるだろう。
単なる「願望」に過ぎないではないか!

卑しくもサッカーの評論で飯を食うプロ解説者ならば、冷静沈着に試合展開を予想する人物が一人か二人はいて欲しいものだ。
茶坊主解説者など、百害あって一利なし。
しからば、世界規模のサッカー試合の時だけ登場する、自称「世界一の素人サッカー解説者、セルジオ・越前」が、決して情に絆される事なく、決勝戦の推移を予想してみよう。

ナデシコジャパンとアメリカの、選手の身体能力、体力の比較では、これはかなりアメリカの勝ち。
ワールドカップの過去の戦績は、アメリカは優勝二回、三位3回に比べ、ナデシコは今回初めての決勝進出。
オリンピックでも、アメリカの優勝三回、二位1回に比べて、ナデシコは4位が最高。
で、これは圧倒的にアメリカの勝ち。
今回のワールドカップでは、苦戦続きのアメリカに比べ、ナデシコイングランドには完敗したものの、後は危なげなかった。
準々決勝では、ある意味アメリカ以上の強敵、地元のドイツさえ撃破している。
ナデシコの方が調子良さそうだが、ここは厳しく互角と見る。

今大会のナデシコジャパンは、ワールドカップを通してどんどん進化してきた。
その戦い方は、「知的だ」「「パスをつなぐ女性版バルセロナ」と、世界中で称賛されている。
実はこれは、まるで余計な事だった。
勝戦の相手が日本と聞いて安心、油断したはずなのに、こんなにナデシコの評判が高いと、かなりの警戒モードで臨んでくるに違いない。
ナデシコが付け込む余地が小さくなった。

アメリカは、日本に一度も負けた事がない。
過去の戦績は、ナデシコの0勝21敗3引分けと、まるで話にならない。

以上から、セルジオ・越前は、「1-0でナデシコの勝ち」と判断する。
根拠は、「同じ相手にいつまでも勝ち続ける事は難しい!」
そろそろ、アメリカが負ける頃!
あの無敵を誇った朝青龍は、琴光喜相手に28連勝したが、2008年に負けてしまった。
今回のアメリカには、負けるはずのない相手に負けた朝青龍と同じ「臭い」がする。

感情に溺れる事無く、データを駆使したセルジオ・越前の、科学的な勝敗予想でした。
(チャン、チャン!)